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紅葉が十枚 ページ12



「いら…ない…?」

聞き返す。
そんな、そんな事は無い。
絶対に間違いだ。
こんなの、信じろという方が可笑しい。

「言ったでしょ?あんたらもう要らないんだよ。用済みだ。今日はそれだけ言いに来た。もううんざりだ。消えろ。」

こんな時にも泣けないなんて。
こんなに自分の立場を恨んだ事は無かった。
今の今まで。

『碧に会いたい。』

その一心で、生きて来たのに。
もう…もう…。

「こんな世界、無くなって仕舞えばいいのに。」

ぽそ。
と呟く。
それに、碧が目を見開いた。
それに構わず、感情的になって言う。

「何で!?何でそんな事言うの!?ずっと…ずっと貴女に会う日を待って居たのに、貴女はそんな事、微塵も思ってないの!?」

それに誰も答えない。
ガッと碧の肩を掴んだ。

「何か答えろよ!碧!!」

睨む。
これまでに無い程、憎しみを込めた目で。
それでもまだ、碧は何も言わない。
それに痺れを切らした。

「もういいよ!」

そう叫んだら、大広間を出た。
その途中、エンマ様が居たけど、突き飛ばした。
誰が誰だか解らないくらいに、私の頭の中はぐちゃぐちゃだった。
何の為の演技だったんだろう…。

春オロチside

アッキーがエンマ大王様を突き飛ばした。
すっごい驚いた顔してる。
私もだよ。
碧が、まさかアッキー達を『要らない』って言うなんて。
雪炎が泣いて居る。
何時までも、何時までも、泣いて居る。
どれだけ泣くのかな、何て思ってる時に、碧が動いた。
雪炎の方に向かってる。
どうなるんだろう。
慰めるのかな。
何て、甘々な事考えてた。
碧が、雪炎を突き飛ばしたのだ。
よろよろと後ろへ蹌踉めき、そのまま倒れた。
力が入らないのか、静かに涙を流したまま、倒れて居る。

「何時まで泣いてんだ。この意気地なし。お前も、もう用は無いんだ。消えろ。」

冷酷に告げる。

「お、おい…。やり過ぎだぞ…。」

エンマ大王様が止める。

「煩いな。黙ってろよ。あたしは雪炎に用があるんだ。この、役立たずの弱虫に。」

涙がより一層強くなる。
そしたら、

「役立たず何かじゃ無い!」

隣から声がした。
声の主は悠大蛇。
だったら、私からも。

「そうだよ。雪炎ちゃんも、アッキーも、お前が思ってる程、弱くも無いし、役立たずでも無い。お前は間違ってる。」

そう攻め立てると、だって、と、帰って来た。

「あたしは、こいつらのせいで虐められたんだもん。」

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ラッキーアイテム

シール

ラッキーキャラクター

ビーチ姫


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設定タグ:妖怪ウォッチ , カゲプロ , オリキャラ   
作品ジャンル:ファンタジー
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秋春 - 死音さん» うわぁあああマジか私ヒビヒヨ、いや、ヒビヤ受け派だ!背の小さい子は受けだ!!うん!! (2018年4月3日 22時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 秋春さん» YES、I Do (2018年3月28日 17時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - そなた、ヒビモモ派か (2018年3月21日 15時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 外すの忘れてたんですよ。ガマ土とかキュウオロとか出そうかなとは思ってるんですけどね〜。アドバイスありがとうございました! (2017年10月15日 14時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - (続き)ますので。長々とコメント失礼しました。 (2017年10月14日 19時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:死音 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年10月11日 17時

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