4 トラウマ ページ5
===翌日===
桃井「A、おはよう!昨日は平気だった?」
A「…途中で、逃げ出しちゃった」
桃井「えぇ?!赤司君の前から!?」
A「うん…」
桃井「それはちょーっとヤバいかな…」
A「え?」
さつきが苦笑いを浮かべた。
桃井「赤司君、結構プライド高いっていうか…まあ絶対服従!ってカンジなんだよね」
A「それで?」
桃井「一応気をつけておいてってこと。何されるか分かんないからね」
…そんな危ない人だったんだ。
でも、もう平気。
関わることなんてないから…きっと。
・
・
…さつきの言った言葉の意味をようやく理解した。
きたよ、呼び出しが……。
赤司「屋上に来るんだ、今すぐ」
A「今すぐって言われても、授業が…」
まず、教室の前にいたら目立つでしょ、普通に。
赤司「単位のことなら圧力をかければ問題ない。早く来るんだ」
どこのお坊ちゃんですかアナタは。
そういえば…どっかの財閥の御曹司っていってたっけ…。
てゆうか、威圧感がハンパない…。
A「…分かりました」
面倒な事になりそう…………。
・
・
屋上、初めて来た。
赤司「昨日…君はなぜ急に走って行ったんだ?」
A「…怒ってるなら謝ります。でも、どうしても人と関わるのは……」
赤司「両親のことが関係してるのか?」
A「っ!」
何で、この人が知ってるの…?
赤司「聞き覚えがあったんだ、水無月A。
…君が小学5年生の時に、信頼していた教師に両親が殺された」
A「…………」
赤司「メディアが大騒ぎしていたからな、その事件は。
…君はその時に、その教師に乱暴されかけた。
だから、人間不信に陥ってしまった。 そうだな?」
A「……はい」
…あの日。
先生が家庭訪問っていうから、家まで一緒に歩いて行った。
でも、家に入るなり、いきなり服を脱がされ…乱暴されかけた。
その時に、お母さんたちが帰ってきた。
口論から乱闘になり、逆上した先生は…
お母さんとお父さんを殺した――――。
…あれ以来、どうしても人が信頼できなくなった。
これが、私のトラウマ。
親友のさつきと大輝以外の人と、関われなくなった理由―――――。
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やまにゃん - 咲さん、お母さんの妹なら叔母さんにあたると思います (2017年1月1日 2時) (レス) id: e45b618f91 (このIDを非表示/違反報告)
花田める(プロフ) - 赤司くんと黄瀬くん間接キス笑 (2013年12月9日 17時) (レス) id: ca72276934 (このIDを非表示/違反報告)
陽向子(プロフ) - (≧▽≦)アキト君にも素敵な彼女が出来ると嬉しいです(/ω\) (2013年12月8日 12時) (レス) id: 176859212e (このIDを非表示/違反報告)
マユウ - 面白いです!あと、赤司サマってこの話だと何年生ですか?もし1、2年と3年の夏までの話だったら、目の色は両目とも赤だと思いますよ。 (2013年11月17日 14時) (レス) id: 9cd78b9c8c (このIDを非表示/違反報告)
haku - 面白いです♪これからも頑張ってくださいね(><)応援してます! (2013年11月13日 22時) (レス) id: 1dd923021c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nami | 作成日時:2013年8月14日 12時