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27 独占欲 ※ ページ28

A「ちょっ…ん…////」



口づけから逃れようと、頭を右へ左へと動かす。

そんなAの顎を掴んで固定し、舌を絡ませていく。



A「や…だっ…征くっ…////」


赤司「何がイヤなんだ?感じてるくせに」



首筋や鎖骨をスウッと指でなぞる。

Aは身をよじらせて逃げようとした。



A「やっ…!なんで、こんな…///」


赤司「…さあ、何でだろうね」



なぞった後に軽いキスを落としていく。

白い首筋に赤い痕が残った。


初めて感じる感覚なのか、少し顔をゆがめて声を抑えようとしていた。



赤司「声、出さないのか?」


A「だって、誰かに聞かれたら…///」


赤司「問題ない。生徒はみんな帰っているし、先生は会議中だ」



首筋にゆっくりと舌を這わせた。



赤司「嫌いなのか?僕にこうされるのが」


A「す、好きとか嫌いとかの問題じゃ…!////」


赤司「…そろそろ、質問に答えてもらおうか」



耳元に唇を寄せ、低い声で囁いた。



赤司「学校で何があった?

…なぜ、青峰や黄瀬と一緒にいるんだ?」



Aは目を見開いて驚いた。



A「なんで、学校のこと…」


赤司「…今日、登校した時に見かけたんだ。

黄瀬、青峰、緑間、紫原、黒子…そして、Aが話しているのを。

Aは…泣いていた」



言い逃れできないように、2つの瞳をじっと見据えた。

後ろめたそうな表情で、声を絞り出そうとしている。


――次の瞬間、涙がこぼれた。



A「っ…いじめ、られて、た…」


赤司「…え?」


A「みんなに、最低だって言われたり…ラクガキ、されてたり…っ」



言いながら、次々と涙が溢れてきた。


…思い出したくなかったんだろう。

僕は指で優しくそれを拭った。



赤司「概要は言わなくていい。…黄瀬たちといた理由は?」



だいぶ涙が収まった時、ゆっくりと話した。



A「いじめられてること、話したら、何とかするって…。

みんなの前で、許さないって言ってくれて…。

それで…いじめがなくなって…嬉しくて…」



…いじめられていたAを、助けたのか。

その点には、感謝するべきなんだろう。


だが――。



赤司「なぜ、僕には言わなかったんだ?」



なぜ、僕を頼ってくれなかったんだ――――――。

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やまにゃん - 咲さん、お母さんの妹なら叔母さんにあたると思います (2017年1月1日 2時) (レス) id: e45b618f91 (このIDを非表示/違反報告)
花田める(プロフ) - 赤司くんと黄瀬くん間接キス笑 (2013年12月9日 17時) (レス) id: ca72276934 (このIDを非表示/違反報告)
陽向子(プロフ) - (≧▽≦)アキト君にも素敵な彼女が出来ると嬉しいです(/ω\) (2013年12月8日 12時) (レス) id: 176859212e (このIDを非表示/違反報告)
マユウ - 面白いです!あと、赤司サマってこの話だと何年生ですか?もし1、2年と3年の夏までの話だったら、目の色は両目とも赤だと思いますよ。 (2013年11月17日 14時) (レス) id: 9cd78b9c8c (このIDを非表示/違反報告)
haku - 面白いです♪これからも頑張ってくださいね(><)応援してます! (2013年11月13日 22時) (レス) id: 1dd923021c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami | 作成日時:2013年8月14日 12時

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