31 条件 * ページ40
「くまくん、ねぇ。起きて」
下校時間が過ぎてガラガラの教室に
1人机に突っ伏していたくまくんを揺さぶる。
Aの席をみても鞄がない。
約束の時間にあの子が来ないなんて
おかしい。
心の中でどんどん焦って
自然とくまくんを揺さぶる強さも加減できなくなる。
「なぁにぃ...？俺眠いんだけど」
眠そうに目を擦って
のんびりとしたくまくんの口調に
無性に腹が立った。
「そんな悠長なこと言ってる場合じゃないんだけど」
「...なに？なんなの」
「Aどこに行ったか知らない？携帯繋がんないし」
寝ぼけたこいつに
あんまり期待はしてなかったけど
勢いのまま問う。
くまくんは考えるように視線を他に向けて
首を傾げた。
「今日の放課後は全然見てないねぇ。ていうか、鞄持ってすぐどっか行っちゃったし」
「はぁー...曖昧」
「だって俺寝てたから」
鞄がない辺り、帰ったっていう線も考えたけど
靴がまだ残っていた。
一体どこにいるのか。
心配で心配で仕方ない俺に反して
くまくんは面白そうに笑っている。
「あ、ねぇねぇ。セッちゃん」
「なに」
「俺、Aの居場所分かっちゃった」
「はぁ？なにそれぇ、ほんとに？」
「ほんとほんと」
にこにこと憎たらしい笑みを俺に向けて
本当に生意気。
「教えてよ」
「んー...俺セッちゃんよりまーくんを応援したいなぁ」
「まーくん...って、彼奴がなんなの？」
「ふふふ。教えて欲しいなら見返りがないとねぇ」
ちょームカつく。
Aの為ならなんだってしたいし
どんなことでも受け入れるけど
嫌な予感しかしない。
「1日Aを俺が独り占め」
ロクな条件じゃなかった。
要するにAと何してても文句言うなって
ことでしょ。
まぁ、この際仕方ないから
条件をのむことにする。
「分かった。で、どこ？」
「確か生徒会室だったと思うんだけど」
「ほんとくまくんの情報って信憑性ない」
「ふーん。ま、さっきの約束はちゃんと守ってねぇ」
もう一眠りするから、と一言呟いて
くまくんはまた机に突っ伏した。
生徒会室か。
まぁ、行ってみる価値はあるよねぇ。
ーーーーー
字数の関係で中途半端ですが
ここでリク完了のお知らせです。
すみません！
∞ゆっくりしていってね∞ さんからの
リクエストです。
真緒くん上手くかけてたでしょうか？
あまり書かないので楽しかったです！
リクありがとうございました。
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黒猫。 - あの…さっきのに＋で、Knightsと買い物することになってしまって、一緒に買い物をしてたら、いつの間にか、泉さんと2人になってた！みたいにできますか？ リクエスト多くてほんとにすみません。できればお願いします！ 文章が間違っていたらすみません。 (2016年2月19日 21時) (
レス) id: d58a312ed6 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫。 - リクエストお願いします！なずなくんと買い物に行ったら、偶然、Knightsのメンバーとあってしまって、一緒に買い物することになるって言う話を作れますか？作れたらお願いします！ (2016年2月19日 21時) (レス) id: d58a312ed6 (このIDを非表示/違反報告)
れん☆ - 憂月さん» リクエストのお話作ってくださりありがとうございます！！面白かったですよ！夢主ちゃん可愛すぎですっ(/ω＼)ww本当にありがとうございました！ (2016年1月27日 22時) (レス) id: b0e8f9fc44 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ☆@2/7ﾏﾃﾞ夜出没､ｶﾅ?(プロフ) - 憂月さん» ありがとうございます!! (2016年1月15日 0時) (携帯から) (レス) id: 6fefb1de24 (このIDを非表示/違反報告)
憂月(プロフ) - ルナ☆＠皆、忘れないで待ってて…!!さん» 了解いたしました！あくまで兄妹設定なのであまり甘々にはできないかもしれませんが...なずな先輩好きなので頑張ります( *｀ω´) (2016年1月12日 23時) (レス) id: 8d457b097a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：憂月 | 作成日時：2015年10月23日 18時
