引きこもりが愛されてしまった…【文スト】

引きこもりが１４人。 ページ21

相沢side

「嫌だァ…もう嫌だ…」



探偵社に着けば机の上に座りリモコンのようなものを片手に持つ男性が目に入った。



一瞬で人をころっちゃいそうな黒いオーラを持つ彼のそばに口を縛られた少女。



わあ恐ろしい。反平和主義者とは渡り合える気がしない。



上司が怖くて仕事を辞めた私にはまだ早いよ怖いよ。



私がそろりそろりと中島さんの背中に移動している間に話が進んでしまったようで、



国木田さんが犯人を説得？するらしい。



国木田さんが爆弾魔に近づく。



「おい、落ち着け少年」



声をかければ爆弾魔はリモコンを前に出し叫んだ。



「来るなァ！吹き飛ばすよ！



　知ってるぞアンタは国木田だ！アンタもあの嫌味な「能力」とやらを使うんだろ！？



　妙な素振りをしたら全員道連れだ！」



バレてる。



その時私の脳内で、ある式ができた。



社の情報がバレてる→まだ社員ではない私か中島さんがどうにかするしかない。



体中に悪寒が走るのを感じた。

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