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ハニートラップ ページ3

春千夜

ハニトラの現場についた。
子会社の裏の女が、このバーで屯(たむろ)してるって話。
外から見ると、お洒落目なただのよくあるバー。
まぁ、入るか。
それにしてもハニトラなんて久しぶりだし、どうやってするかあんま覚えてn
「わぁ〜!綺麗な人!!お一人で来られたんですかぁ〜?」

いやウゼェな。

「……一人。」

「そうなんですか〜!一緒に飲みましょ?」

はー?お前らと一緒?絶対やだね。
とは言えない。

「いいよ。飲も。」

これだから俺は、ハニトラが向いてない。
ハニトラにかける女はキモい人種。
化粧ケバくて、香水臭くて、体クネクネさせて、キモい。
モッチーのジジイのほうがマシだと思うくらい。
そんな奴らに愛想振りまくとか、俺には出来ない。
そこの点だけでは、灰谷兄はすごいと思う。

「そこのお兄さん、何頼む?」

バーのママが話しかけてきた。
ママは良い。化粧濃いのとかは一緒だけど、性格は取り飾ってない感じ。

「んー…じゃあ、オススメのやつで。」

「りょーかい。特製のピンクカクテルにするよ。」

わざわざ色を合わせてくれたんだろうけど、それでまた女共がキャーキャー騒ぎ出した。

「ずっと思ってたけど、お兄さんの髪色綺麗ですね!」

「髪型もステキ!」

「口元の傷もチャームポイント〜!」

黙って受け流していたけど、傷のこと言うか?
俺はもうどーでもいいけど、トラウマがあるんじゃないかとか考えないのか?
やっぱコイツらは苦手だ。

さっさと情報聞き出して、帰ろ。

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作者名:Hrmna_119 | 作成日時:2022年7月26日 20時

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