ヤク中の実態 ページ2
春千夜
「九井、今日の予定を。」
朝の集会。(厳密には集会じゃないけど、マイキーの不良グセが残っててそう名付けられた)
「はい。今日は三途がハニトラ。この前見せた資料の子会社な。そんなに重要じゃないから適当に。灰谷兄は、鶴蝶がクセえ組織調査するから、その補佐。弟は、特にやることないから、会計任せた。」
ハニトラかー。
マイキーから貰ったハニケチャ食いながらやろっかな。
「三途がハニトラ〜?珍しいね〜。」
すげぇうざい感じで灰谷兄が馬鹿にしてきた。
「お前と違って女たらしじゃねぇからな。」
弟が吹き出した。きったねぇ。
「安心しろ、ヤクキメたお前に勝るものはない。」
皆がその言葉にウンウンと頷く。
「いや、キメてるときの記憶あるわけねぇだろ。そんなん言われてもダメージ0だワ。」
ちなみにマジで記憶はない。
「へぇ、記憶飛ぶんだ。知らなかった。さすがヤク中。」
「ヤク中ヤク中うるせえな。お前も一回キメてみろよ、沼だぞ。」
すると、灰谷弟が反応した。
「俺、兄貴がヤク中になったら縁切るから。」
ガチトーンおもろ。
「っ…竜胆…正気か?」
ヤベェブラコンwwこっちもガチトーンwwwww
「正気。兄貴だって、三途が兄貴なんて嫌だろ。」
「嫌だ。」
「即答すんなよ。」
ナイスツッコミ、俺。
「三途が兄貴か…。それは竜胆かわいそうだな。お誘い嬉しいけど、ノーサンキューで。」
「いちいち言い方腹立つな。」
カッコつけやがって。
マイキーがため息をついた。(尊い)
「お前ら、脱線もいい加減にしろ。三途、お前はヤクをキメるんじゃない。」
「そうだ。無駄な経費を出すな。」
ここぞとばかりに、九井が賛同しやがった。
「気を付けます。」
クッソ。後で殺す。
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Hrmna_119 | 作成日時:2022年7月26日 20時