気まずい ページ8
「ぐへへ…」
「めっさおもろい顔になっとるで」
私は今、白石君の隣にいる。
こんなイケメンが隣で歩くなんて…！
しかも、イケメンなだけじゃなく…
「おっと…大丈夫か？」
よろけた私を支えてくれたり、
「重そうなの持っとるやん、頑張り屋さんやな。貸してみ」
先生からのパシリを手伝ってくれたり。
すごく優しいのだ。
「Aと居るとヒヤヒヤするわ。危なっかしいで。ほっとけへん」
「うっ…」
白石君に微笑みをかけられ頭がクラクラする。
すると前から、見覚えのある2人が見えてきた。
「光と安西さん…」
はぁ、気まずいなぁ。そう呟くと、白石君が自分の方に私を引き寄せた。
「任せとき」
その言葉に頷くと、ズカズカとその2人の前まで歩き出した。
「あ、部長…とAやん」
私たちがいるのが珍しいのか、目を見開いて話しかける光。
「お、財前と…その彼女さんや。」
「なんで部長とAが？」
光が物珍しそうに聞いてくる。それが嫉妬だったらいいのに。
「自分らと同じ関係やで」
さらにぐっと引き寄せ私の腰を持つ。
うおおおやべぇ、まじやべぇ
「…そうなんか。」
光が私に聞いてくる。
何なのその表情は。
お前には似合わないと言われているみたいだった。
「そうだよ」
そう答えると、もう興味は無さそうに
彼女さんの方に顔を向けた。
「…行こか。A」
「うん…じゃあね」
軽く手を振ると白石君がグイグイ私の腕を引っ張って言った。
「はぁぁぁ〜」
部長とAが行ったあと、俺に緊張感が抜け、床にへたり込む。
「大丈夫？財前くん」
へたり込んでる俺の横でしゃがみ俺の心配をしてくれる安西。
「あぁ、気にせんでええ。でもそうやなぁ」
「？？」
あ、完全にわからん顔しとる、かわええ。
けどやっぱちょっと寂しいわ。
「あいつにも彼氏できるんやなぁ。」
「…。」
心にちょっぴり、穴が空いた気分だった。
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たかぴん(プロフ) - 百地さん» わーありがとうございます！こちらの作品放置気味ですいません…！少しずつ完成させるので少々お待ちを…！ (2018年8月14日 23時) (
レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
百地(プロフ) - これは良い、謙也のポジションが良すぎて私も輪の中に混ざりたくなるね！ (2018年8月14日 3時) (レス) id: 2de6e8f809 (このIDを非表示/違反報告)
たかぴん(プロフ) - ナオさん» わわっコメントありがとうございますっ！！謙也くんとの絡みは一番書いてて楽しいです(笑) くっつけたいくらい(笑) オチはまだですが、焦らして焦らしまくるので是非気長に待ってくださると幸いです！頑張ります！ (2018年4月1日 12時) (レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - すっごく面白いです！謙也といい感じの距離感だし白石さんもどんどん夢主のこと好きになってく感じも最高！財前が自分の気持ちに気づいてくれるのが待ち遠しいです！更新頑張ってください！ (2018年4月1日 4時) (レス) id: 133f7c6eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たかぴん | 作成日時：2018年3月31日 2時
