鋭い瞳 ページ6
お昼休憩、いつもは光と食べているが、案の定彼女と食べるそうで(メールが入っていた)
仲が良い女子に声をかけようとする。
「あ、Aー！」
呼ばれて振り返ると、謙也君が居た。
「なにー？」
「今日お昼一緒に食わへん？白石もおるけど」
朝、謙也君に泣きついたため、謙也君は私の精神を心配しているんだろう。なんて優しい子なの。
「白石君はいいの？」
「大丈夫やろ」
勝手に机を3つ集め、1つの椅子に腰掛ける謙也君。
すると白石君がやってきた。
「お、鈴村さんもおるやん。」
優しい声で話しかけてきた。
手元にはハンカチ。ふきふきしてる。かわいい。
「今日一緒に食べていいかな！？」
「ええよええよ」
ニコニコと椅子に腰掛ける白石君。
残りの椅子に私が座る。
…なんだろう、このイケメンオセロっつーか。別に挟まれてるわけじゃないけど鼻血出そう。
「あーそういえば。財前彼女とおったで。あんな楽しそうにお弁当食べてる財前初めて見たわー」
白石君に悪気はないだろうが、またまた私とハートにぐさぐさと。
謙也君は私を見るなりオロオロしている。
アイコタントで大丈夫だと伝えると、心配そうに見つめてきた。
「A…何か飲みもん奢ったるわ。何がええ？」
本当に謙也君は優しい。
「…オレンジジュース！」
「謙也、俺なんでもええで」
「お前には聞いとらんわ！！んじゃ、スピードスターの俺がちゃちゃっと買ってきたるわー！」
シュタッと走り去る謙也君。 すごい、本当に残像って見えるんだ…！
「さてと…謙也もおらんし、」
急に白石君が口を開ける、
「そろそろ聞いてもええか？」
心臓がどくどくする。
白石君の綺麗な瞳が私をうつす。
「なんかあったんやろ？朝泣いとったし。」
うっ、と行き詰まる。
けど、白石君の綺麗な瞳から目をそらせない。
「まあ、財前の事やろ？さっき面白いくらいに反応しとったしな」
ヘラァと笑う白石君。その笑顔に裏は…無いな。
ヘラっとしているが、心配をしている顔だ…多分。
「鋭いね、白石君は」
「まあな。よう言われるわー」
またまたヘラヘラ笑う。
痺れを切らせ、白石君にすべてを話す。
早く帰ってきてね謙也君…。
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たかぴん(プロフ) - 百地さん» わーありがとうございます！こちらの作品放置気味ですいません…！少しずつ完成させるので少々お待ちを…！ (2018年8月14日 23時) (
レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
百地(プロフ) - これは良い、謙也のポジションが良すぎて私も輪の中に混ざりたくなるね！ (2018年8月14日 3時) (レス) id: 2de6e8f809 (このIDを非表示/違反報告)
たかぴん(プロフ) - ナオさん» わわっコメントありがとうございますっ！！謙也くんとの絡みは一番書いてて楽しいです(笑) くっつけたいくらい(笑) オチはまだですが、焦らして焦らしまくるので是非気長に待ってくださると幸いです！頑張ります！ (2018年4月1日 12時) (レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - すっごく面白いです！謙也といい感じの距離感だし白石さんもどんどん夢主のこと好きになってく感じも最高！財前が自分の気持ちに気づいてくれるのが待ち遠しいです！更新頑張ってください！ (2018年4月1日 4時) (レス) id: 133f7c6eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たかぴん | 作成日時：2018年3月31日 2時
