同じクラスのイケメンくん ページ4
「…。」
「…。」
取り残された私たち。
気まずい雰囲気が漂う。
「だ、大丈夫か？A…？」
「げん"や"ぁぁあ〜！！」
だばーと涙を流し謙也に抱きつく。
「ちょ！おま！…。はぁ…」
最初は慌ててたものの、背中をポンポンしてくれる謙也君。
「はぁ…A、もう財前諦めた方がええんちゃう？」
「無理だよ、ずっと光ばっかり…見てきたのにっ！！」
「財前に囚われ過ぎやで。もっと他にええ男ぎょーさんおるで？ A、財前と俺しか男友達おらへんやん。」
確かに、光と謙也君しかいない。
でも、それだけで充分だったのに。！！
「あーええ男紹介したるから…」
なかなか泣き止まない謙也君が、必死に宥めてくれる。
優しいよ。うん。
「ありがとう…でも、光以上の人、絶対現れないから…。でも、気持ちは受け取っておくね。ありがとう。」
「…おう。…ってどさくさに紛れて鼻水拭くなや！！」
キーンコーンカーンコーン
「「あ 」」
予鈴がなる。
まあ予鈴だから良いけど、チャイム音なると教室行きたくなくなるなぁ。
「ほら、はよ行かな」
謙也君が私を引っ張り廊下を歩き出す。
「え？行くの？どうせならおサボリ…」
「アホか！中学生がのこのことおサボりできるわけないやろ！」
「ぶーぶー。けち」
引っ張られるがまま、3-2に着く。
謙也君と私は席が隣なため、そのまま着席。
するとそこに、いつもやって来る謙也君の親友がやってきた。
私は机に顔を伏せた。
「謙也、今日は遅かったな。ギリギリやで？」
「おー白石。あんなーいろいろあってん。」
「そーなんか？何かあったら言ってな」
「おおきに白石」
会話だけ聞いていると、
シライシくん？？は相当友達思いの優しい人なのだろう。
つーか優しすぎ、性格イケメンかっ！
てか、光のことしか眼中に無さすぎてクラスメイトの顔すら覚えてないんだな私。
そう思いながら、性格イケメンくんの顔だけでも見ておこうと顔をあげる。
「…！！！」
そこにはなんと、
イケメンがいた。
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たかぴん(プロフ) - 百地さん» わーありがとうございます！こちらの作品放置気味ですいません…！少しずつ完成させるので少々お待ちを…！ (2018年8月14日 23時) (
レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
百地(プロフ) - これは良い、謙也のポジションが良すぎて私も輪の中に混ざりたくなるね！ (2018年8月14日 3時) (レス) id: 2de6e8f809 (このIDを非表示/違反報告)
たかぴん(プロフ) - ナオさん» わわっコメントありがとうございますっ！！謙也くんとの絡みは一番書いてて楽しいです(笑) くっつけたいくらい(笑) オチはまだですが、焦らして焦らしまくるので是非気長に待ってくださると幸いです！頑張ります！ (2018年4月1日 12時) (レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - すっごく面白いです！謙也といい感じの距離感だし白石さんもどんどん夢主のこと好きになってく感じも最高！財前が自分の気持ちに気づいてくれるのが待ち遠しいです！更新頑張ってください！ (2018年4月1日 4時) (レス) id: 133f7c6eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たかぴん | 作成日時：2018年3月31日 2時
