帰宅時間 ページ17
「ほな、帰ろか」
白石君が私の席に来る。
「うん！」
白石君の後ろについて行く。
さり気なく謙也君もいるけど
「なんで謙也おるん」
「ええやん！！」
むーと拗ねる白石君。
ちょーかわいい。
「まあまあ、3人で帰ろ！」
「まあええけど…」
「よっしゃ！なら一番乗りで下駄箱行くでー！」
謙也君が私の腕と白石君の腕を持って駆け出す。
途中 廊下は走るなーっていう声聞こえたけど…。
下駄箱との距離はそこまでないから息は切れていない。
「はぁー、もう急に走らないでよ」
「スマンスマン！テンション上がってもうて…」
「ホンマ謙也は俺らんこと大好きやなぁ…。」
「えーーー！それはお前もやろ！」
ビシィっと言い放つ、否定しないのかよ。ちょっと照れるわ可愛いよ。
「…まあ俺もやけど。Aんこと大好きやし」
「俺は！？」
「まあまあやな」
「ひどっ！」
2人はごく普通の会話なのかさらっと流されているけど…。今私のこと大好きって言った？え、言ったよね？ 台布巾の間違え？え？え？
「Aは？」
「え？」
「どう思てるん？」
これが白石スマイルか、というほど爽やかぁな笑顔。
ただここは負けてはならぬ。
照れてはならぬ！！必ず勝て！！
「好きだよ？」
「へぇー」
普通に答えたのがつまらなかったのか
つまらなそうな顔をした。
よし、勝ったぞ。
「俺は大好きなんやけどなぁ」
…照れた。負けた。
まさかこう言うとは思わないじゃん。
「謙也君。帰ろ」
顔が熱い。
見られたくないがために謙也君を使います。ごめんね謙也君。
「お、おう？」
「逃げんなや、傷つくで？」
チラッと白石君を見ると、先程とは違う満足そうな笑顔をこちらに向けていた。
「…。」
謙也君の腕を取りササっと昇降口を出る。
「お？Aどないしたん？」
「謙也君、あの人はイケメンを被った獣よ」
「お？おお。そやな。」
「誰が獣やって？」
声のトーンは変わらす、相変わらずニコニコとした表情で追いかけてくる。
「…。」
「謙也と手繋いどるやん。俺だけ仲間はずれかい」
「白石も俺ん事仲間外れにしたやん！」
ぷりぷりと怒る謙也君、可愛い。
「謙也君の手なら右手空いてるよ」
2人の言い合いが可愛くて好き。
まあ私の左手も空いてるけどね！
「えーAのはあかん？」
「えっと…良いけど…」
本当にいうと思わないじゃん？鼻血大量祭りしちゃう。
「ほなこっち」
両手に王子様。
いや、2人とも華だね。
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たかぴん(プロフ) - 百地さん» わーありがとうございます！こちらの作品放置気味ですいません…！少しずつ完成させるので少々お待ちを…！ (2018年8月14日 23時) (
レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
百地(プロフ) - これは良い、謙也のポジションが良すぎて私も輪の中に混ざりたくなるね！ (2018年8月14日 3時) (レス) id: 2de6e8f809 (このIDを非表示/違反報告)
たかぴん(プロフ) - ナオさん» わわっコメントありがとうございますっ！！謙也くんとの絡みは一番書いてて楽しいです(笑) くっつけたいくらい(笑) オチはまだですが、焦らして焦らしまくるので是非気長に待ってくださると幸いです！頑張ります！ (2018年4月1日 12時) (レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - すっごく面白いです！謙也といい感じの距離感だし白石さんもどんどん夢主のこと好きになってく感じも最高！財前が自分の気持ちに気づいてくれるのが待ち遠しいです！更新頑張ってください！ (2018年4月1日 4時) (レス) id: 133f7c6eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たかぴん | 作成日時：2018年3月31日 2時
