お昼ご飯 ページ12
とある日のお昼
私は謙也君と白石君とお昼を食べていた。
この3人で食べるのはもう日課になっている。
あ、光はもちろん彼女と食べている。
今回の彼女…安西さんとはまだ続いているらしく、もう私に勝ち目はないんだと思い知らされた。
「Aのお弁当自分で作ってるん？うまそうやな」
白石君が私のお弁当を覗き見る。
ちょ、近いじゃん？私鼻血出すよ本当に。
「え、えーと、そうだよ！」
「いや嘘つけ！お前料理できへんの俺知っとるからな！！」
ここは1口頂戴を狙って言ったのだが、呆気なく謙也君がばらしてしまう。 あほう。
「なんや嘘やったんか。かわええ嘘やなぁ」
こいつ、確信犯か？と思うほど素晴らしい白石スマイル。 あかんやん、にやけるやん。
謙也君なんか私のにやけ顔に気づいて笑いこらえてるし。
私がお弁当を持ち替えて、おかずを食べようとした瞬間、ひょいっと箸につままれていたおかずが無くなった。
顔をあげるとそこには、光がいた。
「やっぱうまいわ。また夕飯食べに行ってもええ？」
そう言い、ナチュラルに他の椅子を持ってきて、白石君と私の間に座った。
「いや、いいけど何できたの！？彼女さんは？」
「委員会やって。」
短く返事し、華麗な手さばきでお弁当を開ける。
なんなん、可愛すぎませんか。
「…財前そこやと狭いやろ、机持って来たるわ」
そう言い立ち上がる白石君。
本当に育ちがいい。優しすぎる。
「あ、大丈夫っすわ。こいつの半分借りるんで」
そう言うとより私の方にグイグイと近寄ってきた。ちょやめ、近いわ。アホか。
てか白石君と私の間さり気にとったけど付き合ってること知ってるよね！？
「A、もうちょいこっち来てもええで！食べにくいやろ」
何かを察したのか、謙也君が自分の席を少し片付け、置きやすいようにしてくれた。
「ありがとう！」
お礼を言い光から少し離れる。
光は無表情を崩すことは無かったので、あぁやっぱり私は眼中に無いんだなと再実感した。
「……。」
あんまり面白くなさそうにしてたのは白石君だった。 何そのムスッとした顔、可愛すぎ。
少なからず、嫉妬してくれているのか？それとも机持ってくるって言ったのに良いって言われたから拗ねたのかな。
「白石君、一緒に飲み物買いいこ！」
そう言うと、白石君の顔がパアァと晴れた。
なんだこいつ可愛い。
白石君は私の手を取り、教室を出た。
「財前…顔ごっつ怖いで」
「…。」
「ス、スイマセン」
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たかぴん(プロフ) - 百地さん» わーありがとうございます！こちらの作品放置気味ですいません…！少しずつ完成させるので少々お待ちを…！ (2018年8月14日 23時) (
レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
百地(プロフ) - これは良い、謙也のポジションが良すぎて私も輪の中に混ざりたくなるね！ (2018年8月14日 3時) (レス) id: 2de6e8f809 (このIDを非表示/違反報告)
たかぴん(プロフ) - ナオさん» わわっコメントありがとうございますっ！！謙也くんとの絡みは一番書いてて楽しいです(笑) くっつけたいくらい(笑) オチはまだですが、焦らして焦らしまくるので是非気長に待ってくださると幸いです！頑張ります！ (2018年4月1日 12時) (レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - すっごく面白いです！謙也といい感じの距離感だし白石さんもどんどん夢主のこと好きになってく感じも最高！財前が自分の気持ちに気づいてくれるのが待ち遠しいです！更新頑張ってください！ (2018年4月1日 4時) (レス) id: 133f7c6eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たかぴん | 作成日時：2018年3月31日 2時
