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恋4 ページ5

ある日の放課後、スタプロの前を通るとある人に話しかけられた。

「お〜い、そこの女の子」

「はい?」

くるっと振り替えると一瞬息が止まった。

「明星…スバル…?」

「俺のこと知ってるの?俺も有名になった証拠?な〜んて」

知らないわけがない…だってこの人は…。

「明星さんの息子さんですよね!?私何回か貴方のお父様に会ってて!」

つい興奮で捲し立てるように私は話す。

「かっこよくて優しくてもう私も大好きでした!」

「オレの父さんのこと…」

「…あ!いけない!こんなところで話してるとファンに見られたらいけませんよね!」

早いとこ話を切り上げて私は去ろうとした。

すると腕を掴まれる。

「え?」

「ありがとう」

なんのことか解らなかったけど「はい?」と言って私はその場を去った。

「父さんのこと「あの明星」って言わなかった…大体その言葉、口にするのに」

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作者名:歌菜子 | 作成日時:2020年4月27日 16時

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