青学の柱は2人のスーパールーキーだった【テニスの王子様】 (ページ30)

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第29話ページ30

加藤「また前に出た！」

(クロスは全然スペースがない…
ロブを上げるか、ストレートに打つか…？)

越前「にゃろう」

パァァァァァン

(クロス！！？あの状況でスペースのないクロスに打つなんて…流石リョーマ笑強気だね)

乾「クロスの確率75%…」

越/貴「！！」

『おぉ、逆をつかれたのに乾先輩が反応したぞっ
決まった！！』

乾(いや、ここで終わらない。ここから…越前リョーマはすごい瞬発力を見せる)

ガッ……

「ウォォォ！越前もとった！すげぇ！！！」

乾「(予想通り！)しかし…ボール2個分…届かない」

パスッ……ポトッ…

越前の打ったボールはネットへと当たり、自分のコートへと落ちた

1年トリオ「やっぱり読まれてるよ！！」

堀尾「気味悪いほど隙のないプレイじゃん！！！海堂先輩よりも手強いかも…」

？「当たり前だよ」

1年トリオ「不二先輩！！」

「不二先輩じゃないですか」

不二「やぁ、乾は海堂君に3戦3勝なんだから」

乾「海堂君の試合も含めて君の過去の4試合を見せてもらった。ストレート12本、クロス5本、ロブ3本ーーーーー今のケースでスライス回転のアプローチに対しクロスに打ってくる確率はわずか25%…
でも、長身の俺に対してあそこでのロブはない。そして右側にオープンスペースができたことにより、強気な君は俺の裏をかくために必ず難しいクロスを狙う。つまり確率は逆転し75%となる」

審判「ゲームカウント1-0乾リード」

「途中から何言ってるのかわかんなかった…」

加藤「ほんと…でも、そんなことがわかるなんて、海堂先輩に3戦3勝……」

越前「ふーん…ヤな戦い方」

乾「参考になったかな」

スッ……ドッ…

越前「別に！」

乾「生意気なルーキーだ」

ザザッ……

水野「やっぱりコース読まれてるよ！！」

堀尾「だめだぁ」

カッ…

審判「フォーーールト！！」

越前「…サーブのコースも調査済みってわけ？」

乾「…今のフォルトは予測できなかったよ」

堀尾「何！？越前のやつ今のファーストサーブ、ワザとネットにかけたんスか？」

「負けず嫌いだからね」

堀尾「でもそれだけじゃ勝てないじゃん…」

「まぁ、どーなることやら笑」

不二「楽しみだね、この試合」

「ﾌﾌｯ、そーですね」

不二「………無自覚天然…か((ﾎﾞｿｯ」

「どーしました？不二先輩」

不二「なんでもないよ((ﾆｺｯ」

「？」