早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【早川充洋】Part4♪ (ページ18)

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118嫌だ中村Side ページ18

朝練終了後、部員は速やかにHRへと出るため教室へと急ぐ。

浦城もパタパタと黒髪を揺らしながら自分の教室へと戻っていく。

……その頬は微かに赤く染まっていた。

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―――――昼休み

中村「……早川、お前昨日浦城と何かあったのか。」

媛路「ﾌﾞｯ!!ゴホッコホッ…」

早川「ひ、媛路大丈夫か!?!?」

媛路「あ、うん……なんでもない……」

同席していた媛路が飲んでいた牛乳を吹きだしたが、とりあえずスルー。

正直今の俺にはどうでも良かった。

中村「どうなんだ、早川。」

早川「どうって……別に何もなかったぞ。
お粥作ってく(れ)て、んで(り)んごのす(り)お(ろ)し作ってく(れ)ただけで…あ、美味かった。」

媛路「そ、そうだよね!!というかお見舞いなだけでそんな何かが起こるわけないじゃないか!!;;」

早川「お、おう……？」

何やら媛路が必死だが、俺は聞く耳持たなかった。

中村「ふ～ん……その割に浦城さ、朝練変じゃなかったか？」

早川「あ～…確かに変な言葉使いしてた気がす(る)な……」

媛路「いや、ほら!!たまにそんな日あるんじゃない!?気分…的な!?!?」

中村「その後、大声で早川に『私の初m「わあああああああっ!!中村ちょっと飲み物買ってきてくれない!?はい、お金!!俺購買限定のジュースがいいなっ!!」

と半ば強引に媛路に金を渡される俺。

早川「あ、な(ら)お(れ)も欲しいか(ら)お(れ)が…「はい、これ早川の分！ついでにこれ中村の分！好きなもの買ってきなよ!!;;早川は何欲しいの!?」す、スポド(リ)…;;」

媛路「よろしくなぁ～中村;;;」

と送られ、渋々購買に向かう俺。

そんな俺の頭には、浦城のあのセリフと頬を染める浦城自身が交互にぐるぐると回る。

その度、チリチリと胸が焦がれるような気持ちになる。

………浦城は早川のことが好きなのか……

一段と高く心臓が鳴る。

その途端目頭がカーと熱くなる。

そんなの……

………俺は嫌だ。

もう嫌だ。

早川に負けるのは……

学力も……

スタメンの座も……

好きな人も……

中村「……渡すもんか、絶対っ……」

学力やスタメンが奪われたって構わない。

でも、

想い人≪浦城≫は、絶対渡さない!!