早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【早川充洋】Part4♪ (ページ14)

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114起こした？ページ14

私が目覚めたのは玄関の扉が開く音だった。

時計を見ると、６時。

泉「結構寝たなぁ……。」

　
早川を見ると、顔色も良く、規則正しく寝息を立てている。

そのまま視線を下にずらしていくと、しっかりと握られている手。

なんとなく、愛おしく思えるのは重症なのだろうか……

ほどなくしておばさんが入ってきた。

早川母「ごめんなさいっ泉ちゃん!!予定より１時間も遅くなちゃって;;」

泉「いいえ、気にしないでください。それに私こそ充洋君と一緒に寝ちゃって……」

手をほどきながら、申し訳ない気持ちで、使用済みの食器を見る。

早川母「そんないいのいいの!!充洋の事看ててくれただけで充分!!充洋どうだった？」

泉「食欲もありそうでしたし大丈夫そうだったんですが、薬飲んだ後が……」

早川母「あぁ……ごめんなさい、びっくりしたでしょう？あれはいつものことだから気にしなくて大丈夫よ。」

泉「らしいですね;;いえ、では私はこれで。」

早川母「あっ、待って。お詫びとお礼兼ねてケーキ買ってきたの!!持ってくるから待ってって！」

泉「えぇぇっ!!そんないいですよっ!!私何もしてませんし…」

早川母「いいからいいからもらって？ね？」

泉「すいません……ならお言葉に甘えて……;;」

早川母「ふふっ♪なら、今持ってくるからちょっと待ってね。」

パタパタと降りていくおばさんの背中を見ていると、後ろから呼ばれた声がした。

「………泉？」

振り返ると早川が上半身をゆっくり起こしていた。

まだ熱があるのか、それとも寝起きだからか、目がとろんとしていた。

泉「あ、ごめん早川起こした？」

早川「……いや、泉じゃなくて母さんの声がう(る)さくて……」

それ、半分私なんだけど;;

泉「あはは;;なら、おばさん帰ってきたから、私帰るね。」

早川「……うん。」

泉「ちゃ～んと安静にしてなよ？」

早川「……わかって(る)。」

泉「なら、またね早川。」

早川「あ、泉待って。」

名残惜しい気持ちで出ようとする私を早川は引き止める。

なんだろう……？

早川は手招きをするので腰をかがめて早川に近寄る。

その上早川は手を引っ張りまだ近づけてくる。

なんか…顔近いなぁ……//

なるべく顔に出さないよう平然を装っていると早川が目をつぶって顔を近づけてきた。