【刀剣乱舞】人外神父と逝く、ブラック本丸改正 (ページ28)

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27.お迎えにあがりましたページ28

着物を羽織り、皆には支給された駅弁を食べてもらい、私は一人である部屋へ向かう。

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そう、古備前の部屋だ。

貴『もしもーし鶯丸、いますか？』

｢居るぞ｣

部屋の奥から彼の声が聞こえて来た。部屋の中へ入ると、そこら中から茶葉の良い匂いがしてきた。
部屋の中央で正座をして、お茶を飲んでいる鶯丸の姿が。その隣では青ざめている大包平が、唸り声を上げて眠っている。
やりすぎちゃいましたか。

貴『…何処にもいかなかったんですか』

｢ああ、部屋から出る理由がないからな。強いて言うなら厠くらいだ｣

貴『…私を殺しには来ないのですね』

｢…俺たちは、殺そうなど思わない。特に俺は殺すのは好きではないからな｣

そう言い、お茶を啜る。

｢この部屋の障子の建付けは小狐丸が悪くしたんだ。俺のような人好きな刀(やつ)が、余計な真似をしないようにと｣

貴『それはとても災難です』

｢とても感謝している。外を見たのは、恐らく10年振りだ｣

お茶を飲み干したのか、机に湯呑みを置きこちらへ歩いて来る。

｢…鍛刀部屋に、素材が僅かに残っているはずだ。この先説得や口論で解決するとは限らない、早めに重要な刀剣を鍛刀した方が良い。案内しよう｣

貴『……彼は、どうするのですか？』

未だ貧血で起き上がれず、唸っている大包平を指さす。

貴『刀剣男士の貧血は、霊力を注げば治るのでしょうか？』

｢静かにさせて置きたいならば、このままでも構わないと思うぞ｣←

酷いですね。一応貴方と同派でしょう？
自己判断で良いという事ですか。

貴『大包平、もうしばらくそのままでお願い致しますね』

｢う～…(｡× ×｡)｣

あら、ダメですね。まあ言わなくとも何も出来ませんけど。

貴『では、向かいましょう』

｢…こっちだ｣

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－鍛刀部屋－

｢玉鋼と、研石、木炭、冷却材…。ざっと1000ずつだろうか｣

鶯丸が物置の様な所から石を手に取る。あれらが鍛刀用の素材でしょうか。

貴『意外とありますね』

｢…一見そう思うだろう。だが、これはとても少ない方だ。短刀でも少なくて50だ｣

貴『そうなのですね。おや、あの機械は…』

部屋の奥を見ると、先程の四つの素材を入れるようなボタンだらけの機械。電気は通っているようですが…。

貴『これで刀剣を作るのですな』

｢ああ。だが勝手にいじってはいけない、無造作で審神者によっては被りが…｣

貴『えいや』ポチポチッ

【50ALL】鍛刀開始

鍛刀時間、20:00・30:00

貴『あらら？』

｢｣←