PARALLEL７ ページ7
Aはジュリアスの…いや、ルルーシュのギアスの原理を知っていたせいか、固く目を閉じた
目を合わせれば、能力を使われ、何をされるかわからない
｢残念な知らせだ。貴様に私のギアスは効かない。一体誰から…体の臓器にギアスをかけるなぞ聞いたことがない。あの魔女……｣
最後の『あの魔女』という言葉だけ殺意がこもっていた
多分、C.C.の事だろう
Aがゆっくりと目を開けると、ジュリアスはすでに左目に眼帯をつけ、目を隠していた
眼帯越しからでも見える淡い赤い光は段々と消えていく
｢AA。貴様には生きる価値があったのだろうな｣
｢…生きる、価値…？｣
｢あぁ、生かされる為にギアスは掛けられた。なんらかの望みと共に…違うか？｣
｢……まず誰に掛けられたのかわからない、です｣
ジュリアスがあからさまに嫌な顔をした
もしかして呆れられてる…？
ジュリアスはAから退き、寝台の中ほどに足をついて座っている
Aはハッとしたようにブラウスのボタンをつけ、寝台の上に投げ捨ててあるブレザーに手を伸ばし、取ろうとすると、ブレザーがひょいっと宙に浮かんだ。不思議に思い、顔を上に上げると立っているジュリアスがブレザーを持ち上げていた。無言でAとブレザーを交合に見つめて大きくため息をつく
｢相応しくない｣
｢……はい？｣
｢相応しくないと言った。着替えろ｣
｢き、着替えろって…それしか…｣
｢枢木！｣
ジュリアスが突然スザクを呼ぶものだからAはビクッと肩を揺らす。もしかして気に触った？殺される？
Aは体制を立て直し、後ろへ手をついて後ずさっていく
シューッと扉が開くとスザクが澄ました顔で部屋に入ってくるとジュリアスはスザクにブレザーを持ったままこう言った
｢服を持ってこい。私の横には相応しくない｣
ずっと澄ました顔だったスザクは初めて見た焦りの表情に変わった
｢何をお考えですかキングスレイ卿…！｣
｢こいつは使える、天才軍師の私が言うのだ。従え｣
｢ですが…！！｣
｢聞こえなかったか？私に従え｣
Aには見えていた。ジュリアスの左目がまた眼帯越しに淡く赤色に光っていたのだ。眼帯越しのため効果はないがスザクは拳を握りしめ、今にも殴りかかろうという感情が読み取れた
その反応を見てジュリアスは妖艶に悪魔のように口元を大きく上げる。ジュリアスはこのスザクの反応が堪らないのだろう
｢＿＿＿イエス・マイ・ロード｣
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まゆ - 面白かったです(≧∀≦)楽しくて、ずっと笑ってました(≧∀≦)続きが、すごく気になります(≧∀≦)これからも、頑張って下さい(≧∀≦) (2018年5月18日 0時) (
レス) id: e4c62973b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬんもも(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！かなり気まぐれにやっていますので、暖かい目で見ていただければなと思います！ (2017年10月26日 1時) (レス) id: 73c8b6138f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 面白いです!!更新お待ちしております!!!!!! (2017年10月19日 16時) (レス) id: a55015a6ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬんもも | 作成日時：2017年8月23日 0時
