世の中お金じゃない ページ43
貴女｢…？｣
乾いた音が響き渡った
少々思考停止になっていたが状況は分かった
私は被害を受けた人の奥さんに平手打ちされたんだ
頬に熱がある
貴女｢すいませんでした｣
｢あ、あんたは…！！どうしてくれるのよ！｣
胸倉を掴んで激しく揺さぶる奥さん
私は何も言わず無抵抗のままだ
そりゃこっちは加害者であっちは被害者
加害者が言う立場なんてどこにも無い
｢母さん落ち着け。慰謝料も貰ったんだし｣
｢あんたはそれでえぇんか！｣
貴女｢それでは失礼します｣
｢二度とここにこんといて！！｣
来るわけないじゃん。来たくもないし
けど
貴女｢さっきの平手打ちは流石に痛かった…｣
屯所に帰ったら直ぐ濡れた布で冷やさないと誰かに何か言われる
貴女｢(ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ｣
風邪引いちゃったかな？龍之介の忠告聞いときゃよかったや
薬屯所にあるのかな
帰りにでも買ってくか
----------
まずい。咳が止まらない
寒気もするし……
今日は特に出歩く事もないし少し寝ておくか
貴女｢んな事出来ないし｣
寝る暇があるなら仕事仕事
土方と分担してやってるけどやはり裏の仕事はこちらへ回ってくる
裏の仕事とは簡単にいうと汚れ仕事
貴女｢緊急招集…？｣
見てみると、これを読んだものはすぐ様京に来いとのこと
内容は明かされていないが字を見るとかなり焦っているようだ
これを読む人は裏の仕事の人間だよね
ここじゃ私って事か
貴女｢(ﾊｧ…
行くか｣
招集場所に行くと周りには有名な浪士組の幹部がわんさかといた
｢お前は誰だ｣
貴女｢壬生浪士組副長の鷹海A｣
鷹海と聞いて周りがざわついた
｢壬生浪士組はここへ｣
他の組と一緒か
ここでいっちょ名前を轟かせてみようか
｢あんたが壬生浪士組？｣
貴女｢おう。よろしくな｣
｢へぇ。鷹海って聞いたから一瞬驚いちゃったよ｣
貴女｢そりゃどうも｣
｢俺達は逃げ出した脱獄犯の詮索だって
見つけ次第抹消のこと｣
貴女｢どういうことだ。脱獄犯を殺してどうする｣
｢それが逃げ出した脱獄犯全員が凶悪犯でね
いっそのこと無きものにしようって感じ？｣
これぞ裏の仕事って感じだな
私はまだこの刀で人を殺めたことがない
けどこれも副長の務めか…
｢居たよ｣
貴女｢てやぁぁ！｣
｢早速だね｣
貴女｢さっさと終わらせるぞ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暁月(プロフ) - 飛鳥さん» 御指摘ありがとうございます！ (2016年4月10日 9時) (
レス) id: 8f49b61306 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 老害じゃなくて労咳ですよ〜(*^^*) (2016年4月9日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
暁月(プロフ) - まっつんさん» コメントありがとうございます。返信遅れてすみませんm(_ _)m。確かに私もボコボコにしちゃいます笑 (2016年4月8日 17時) (レス) id: 8f49b61306 (このIDを非表示/違反報告)
まっつん - 主人公のお父様の弟、私だったらボコボコにしますね^^ (2015年10月23日 16時) (レス) id: 179b97f76b (このIDを非表示/違反報告)
暁月(プロフ) - 藍さん» 確かにそうですね！ (2015年9月26日 10時) (レス) id: a787618f2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：暁月 | 作成日時：2015年9月12日 0時
