弟 沖田side ページ30
僕は姉が一人いた
たった一人の家族
そんな姉は僕を捨てた
近藤さんは僕の為を思ってとの決断だったと言っている
試衛館にあずけられた時唯一の救いだったのがお兄ちゃんのAさんだった
Aさんはとっても強くて皆から慕われていて
口は悪いけど人一倍優しくて
一人の僕の側にいつも一緒にいてくれた
Aさんに一番近いのは自分だ。という優越感すらあった
そんなぐらい僕はAさんが大好きだ
Aさんと他の人が仲良くしてたら無性に腹が立ってつい気を引こうとする
こんな所が子供っぽいところなんだけどね
Aさんとはこれからもずっと一緒に居られる
だからAさんの告白が僕をどん底に突き落としたんだ
僕だって別に性別がどうこうって理由じゃない
ただ、嘘を疲れていたのが嫌だったんだ
お兄ちゃんだろうがお姉ちゃんだろうが関係ない
いつも一緒に居た僕にすら話が出来なかったことに腹が立っている
僕はそんなに信用出来ないの？
僕はそんなに頼りない？
僕はAさんを守る為に鍛錬をしてきた
なのに…なんで
だから
沖田｢酷いよ。僕お兄ちゃんが出来たと思って嬉しかったのに｣
貴女｢私は総司の事を本当の弟として…沖田｢名前。呼ばないでくれるかな｣
嬉しかった。僕のことを弟として見ててくれたんだ
なのに僕は不器用でこんな言葉しか言えなかった
この言葉でAさんを傷つけてしまった
大好きな大切な人を
なぜありがとう。という言葉が出てこないのだろう
そしてAさんは今日付で家に帰るらしい
待ってよ。行かないで
沖田｢ここに居ても邪魔なんだけどね｣
自分に腹が立つ
Aさんの泣き顔が脳裏に焼き付いている
ごめんなさい。Aさん
僕が言ったことは全部違うんだ
本当はそんなこと、これっぽっちも思ってない
近藤さんに頭を冷やしてこいと言われ外をふらふらと歩いている
頭上には夜空に無数の星が光っている
沖田｢あっ｣
一つの星が流れて行くのを見た
その星は一つだけ他の星から離れてゆく
まるで今のAさんのようで無意識のうちにその星に向かい手を伸ばしていた
沖田｢Aさん…｣
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沖田さんが何だかヤンデレみたいになってしまった……
本当に夢主さんの事が好きなんですね
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暁月(プロフ) - 飛鳥さん» 御指摘ありがとうございます！ (2016年4月10日 9時) (
レス) id: 8f49b61306 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 老害じゃなくて労咳ですよ〜(*^^*) (2016年4月9日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
暁月(プロフ) - まっつんさん» コメントありがとうございます。返信遅れてすみませんm(_ _)m。確かに私もボコボコにしちゃいます笑 (2016年4月8日 17時) (レス) id: 8f49b61306 (このIDを非表示/違反報告)
まっつん - 主人公のお父様の弟、私だったらボコボコにしますね^^ (2015年10月23日 16時) (レス) id: 179b97f76b (このIDを非表示/違反報告)
暁月(プロフ) - 藍さん» 確かにそうですね！ (2015年9月26日 10時) (レス) id: a787618f2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁月 | 作成日時：2015年9月12日 0時
