本当の事 ページ12
ミツバ｢えっ？それは本当ですか？｣
貴女｢あぁ。俺は女子なんだ
訳あって男装をしているが｣
ミツバ｢……｣
貴女｢だから、いざとなれば宗次郎の姉替わりにもなれるってことだ｣
ミツバ｢しかしそれではAさんが…｣
貴女｢他人の心配するより、自分の心配をして下さい
私は大丈夫です。私にも弟がいて面倒はしっかりと見れますので｣
私は女言葉に戻ると敬語が抜けない。これは癖かな？
ミツバ｢…｣
ミツバは案の定目を丸くして驚いている様子
貴女｢試衛館の人達には私から言っておきます
宗次郎には悪いですが…｣
ミツバ｢本当にいいのですか？｣
貴女｢はい。任せて下さい！｣
ミツバ｢それじゃあ…宗次郎を宜しくお願いします
数日後、そちらに伺います｣
貴女｢分かりました。あ、そうだ
名前、改名した方がいいのでは？｣
ミツバ｢そうですね
それじゃあ……そうじ
総司はどうでしょう？｣
貴女｢とてもいい名前です
宗次郎…総司も喜びますよ｣
ミツバ｢はい｣
貴女｢それじゃあ数日後な｣
ミツバ｢いきなり言葉遣い変えるのですね｣
貴女｢仕方が無いだろ。女言葉だと変に思われるしよ
じゃあな｣
試衛館に戻り、山南さんと近藤には細かく説明して、試衛館の人達には数日後新しい仲間が増えるとだけ伝えた
そして数日後
ミツバ｢では宜しくお願いします｣
近藤｢あぁ。分かった！｣
総司｢……｣
ミツバ｢総司。必ず迎えに来るから｣
総司｢…うん｣
貴女｢それじゃあな｣
ミツバは一礼してその場を去った
ミツバは方を震わせて歩いてゆく。恐らく涙を堪えているのだろう
実の弟との別れ
私には考えられないことだ
貴女｢さて。総司
今日からお前の家はここだ！いいな？｣
沖田｢分かった｣
くるりと背を向けて道場に入っていこうとした時だった
｢おい｣
貴女｢？？｣
顔に引っ掻き傷を作っている黒髪の凛とした男子が話しかけてきた
貴女｢先に行っといてくれ｣
山南｢分かりました｣
その人の顔はよく知っている
貴女｢どうしたんだ土方。その顔の傷は｣
土方｢うるせぇ｣
貴女｢で、どうした？まだあいつら絡んでくるのか？｣
土方｢んな訳ねぇだろ
この前お前が言ってたあれ。まだいけるか｣
貴女｢何か言ったか？｣
勿論分かっているが少しおちょくってみた
土方は白を切らして
土方｢剣道をするって話だよ！まだいけんのかって！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暁月(プロフ) - 飛鳥さん» 御指摘ありがとうございます！ (2016年4月10日 9時) (
レス) id: 8f49b61306 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 老害じゃなくて労咳ですよ〜(*^^*) (2016年4月9日 23時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
暁月(プロフ) - まっつんさん» コメントありがとうございます。返信遅れてすみませんm(_ _)m。確かに私もボコボコにしちゃいます笑 (2016年4月8日 17時) (レス) id: 8f49b61306 (このIDを非表示/違反報告)
まっつん - 主人公のお父様の弟、私だったらボコボコにしますね^^ (2015年10月23日 16時) (レス) id: 179b97f76b (このIDを非表示/違反報告)
暁月(プロフ) - 藍さん» 確かにそうですね！ (2015年9月26日 10時) (レス) id: a787618f2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：暁月 | 作成日時：2015年9月12日 0時
