1話,覚悟 ページ3
……side,You.
私はモデル。
しばらく学校へは行かず、ただ家にいて仕事に行く毎日を繰り返していた。
「ねぇ、ちょっとA」
とある仕事の日、私はいずくんとスタジオが被ってしまった。
「な、なに…」
「……あの後さ、朔間さんたちが革命起こしたよ。アンタの声に触発されたって。それなのに肝心のアンタは来ないし、誰も連絡取れないって言うから…」
「戻って来いって、言うつもり？」
「べ、別にそうじゃないけど…もう、Aにあんなこと言うやつはいないから。誰もアンタのこと責めないし」
「……考えさせて」
私はそれだけ言って、撮影に戻った。
…正直、どうしたらいいかわからない。行ったとしても…いや、余計なことを考えるのはやめよう。今は撮影に集中。
「今日、いつもよりも表情が硬かったわよ」
帰りの車の中で、マネージャーさんに何かあったのかと心配されてしまった。
「え…そうですか？すみ、ません」
完全に私情なのに、顔に出てしまっていたなんて。
これじゃモデル失格だ…
「そ、そんなに落ち込まないで！いつもより少しってだけだから。カメラマンさんも気づいてなかったみたいだし…ね？」
「はい…」
私、何もかも中途半端。
最悪だ……
その晩、私が布団に入るといずくんからLINEが来ていた。
「……天祥院、か」
明日、行かなくちゃ。
私のために動いてくれた彼らのために。
✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*
何気に初めて本編更新しました((
短編集の方は沢山更新してますので、ぜひそちらもお読みください〜〜
本編とは全く関係の無いお話になってますので！
短編集→link:【あんスタ】人気モデル兼プロデューサーの日常:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Flamingo9615/
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作者名：黎亜 | 作成日時：2019年2月7日 13時
