第50話…神鳴殿 ページ4
A視点
しばらく術式の解読をしていると向こうからすごい大きな音がしたと思ったらテイクオーバーしたミラがフリードと戦っていた。
カイル「何だこの魔力…一体誰が戦ってるんだ?」
オリ「1人はフリードでもう1人は元S級魔導士で魔人とも言われ恐れられていたミラジェーン」
カイル「えっ……?ミラさん?アレが!?変わりすぎだろ!?」
オリ「あの姿はミラの魔法…テイクオーバー サタンソウル!アレがミラの本来の姿と言っても過言じゃない」
カイル「魔人ミラジェーンってミラさんの事だったのか…」
うるさいなぁ…集中できないじゃない!
オリ「あっ…カイルしばらく静かにしてよう…」
カイル「はぁ?……あぁ…なるほど…」
オリヴィエが私の不機嫌オーラに気づいたのかカイルと話すのをやめた。
A「後もう少し…」
ここを解読すば…
A「解けたぁぁぁ!」
カイル「やったな!」
オリ「早く書き換えよう!」
A「うん!」
術式を書き換えるとやっとマグノリアに入れた!
A「超難問の術式解読からの開放感半端ない!!」
オリ「よかったね!」
カイル「お疲れさん」
A「この溜まりに溜まったストレスをどこにぶつけようか……いや…ぶつける先は決まっている!待ってろラクサス!!」
待ってろよぉ!この溜まったストレスから放たれる一発はちょぉぉっと痛いわよ!
カイル「どこにいるのか知ってるのか?」
A「まぁね!人が多くて匂いは辿れないけど検討はついてる」
オリ「さすがA!どこなの?」
A「カルディア大聖堂」
私たちは急いでカルディア大聖堂に向かっていた
カイル「さっきから気になってたんだけどさ…空に浮いてるアレなんなんだ?」
A「神鳴殿っていうラクリマよ」
カイル「神鳴殿?なんだよそれ」
A「街中に無数の落雷が落ちるものよ」
カイル「っ!?じゃあ早く壊さねぇと!」
A「やめておいた方がいい」
カイル「なんで!」
A「生体リンク魔法だからよ」
カイルの頭に『?』が浮かんでいた
A「アレに攻撃するものと自分のダメージを連結させる魔法がかかってる…つまりダメージを与えた分そのまま自分に返ってくるの」
カイル「なんだよそれ!普通そこまでするか!?」
A「神鳴殿まで使ってなにを考えてるのラクサス…」
走っている最中になぜか神鳴殿は破壊された…きっとみんなが無茶してやってくれたんだ…
カルディア大聖堂前…
A「ラクサス!」
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作者名:氷の妖精姫♪ | 作成日時:2020年9月25日 22時