Celestial ページ12
とりあえず自分を落ち着かせるために事務所に入った
するとちょうどジュンに会った
ジュン「うん？なんか様子が変ですよぉ〜〜？
外で何かあったんすか？」
あったに決まってる、でも言えるようなことじゃないと思う
変な誤解を招きたくないし
A「なかったよ……まぁともかく
今夜はライブがあるでしょ？ちゃんと休んでおきなさい
今日の演出はEdenが神の子達っていう表現だから楽しみにしてて」
天気予報では雷が鳴ると言われていたからそれさえも利用してしまうつもり
もちろん皆の安全を確認してから
ふと、背後に気配を感じたので振り向いた
そこには巽がいた…
巽「やっと見つけました♪貴女がこれを落としてしまったので届けに来ました」
A「わざわざありがとう、これ…
すごく大切なブレスレットだから見つけてくれてよかった」
巽のプロデューサーをやっていた頃に彼から貰ったものだ
十字架がぶら下がっているから見たらすぐに巽のことを思い出す
私がカトリックである事を知っていて贈ってくれた
十字架は私達(カトリック)にとって自由、神の愛などを意味するものだ
もちろんそうでないと思う人もいる
でも、これを身につけるということは守護
だから巽はそんな思いを込めてくれたのだった…
巽「えぇ、前に大切だと仰っていましたね?
今日のお仕事頑張ってください、では…またお会いしましょう」
ジュン「…なんかすげぇ気まずいのは俺の勘違いっすか？」
A「いや、そうでもないよ？
ただ私達の間ではいろいろ起きたから感情的になっちゃう時があるの」
少し動揺しているのがバレないといいな…
ジュン「へぇ〜？まぁ、Aがそう言うんなら…」
そう言ってジュンは玲明学園の寮に帰った
そして私一人がここに残された
なんとなく疲れたので目を瞑って考え事をしていた…
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作者名：ひぃちゃん | 作成日時：2020年7月19日 13時
