第伍拾夜・「操り人形」 ページ9
「そう、です･･･」
抗 え な い ん だ 。
縛られた両手と両足が、痺れるように痛い。
頭が朦朧とする。
ズキズキと襲ってくる痛みが体中を駆け巡る。
「何故だ? 何の理由があってそのようなことをした?」
「･･････お前にそういう命令を下した覚えはないのだが」
「お前は俺の操り人形なんだ」
鋭く、冷めた目で見据えてくる。
「無駄な行動をするな」
「･･････まぁ、あの少女は直に解放してやらないといけない存在だったから･･･
手間が省けたって程度、だな」
「しかし薬があまり効いていないようだな。流石は煌帝国のマギ･･･とでも言っておこうか」
「お前の『演技』楽しみにしているぞ」
頭に響く紅炎の声。
キィィ･･･と音を立て、開く扉。
そこから漏れる光。
紅炎はカンテラを持ち、眩しそうに目を細めると俺の視界からいなくなった。
ガチャリ、という扉の鍵を閉める音を残して。
「A･･･」
漆黒色の暗闇と化した部屋の中で虚しく呟いた声は
思っていた以上に掠れていて、淋しく感じた。
「ごめん･･･」
*
*
*
―作者の部屋―
やっとシリアスっぽい感じ出せましたね!
やっぱりシリアス系の方が書きやすーい(ﾟ∀ﾟ )
今回のは何かと意味不明かもしれませんが直々分かるようにしますのでので。
あ、第47夜と第49夜の内容で途中にside変わってたの分かりましたか?
第47夜の前半は紅玉、後半は主人公さん。
第49夜の前半は主人公さん、後半はジュダルですよー
なるべく分かりやすくするように心がけているのですが、
伝わっていないかもと思いまして･･･。
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玲琉.(プロフ) - まーちゃんさん» こちらの方も読んでくれたんですか!?ありがとうございます!!番外編は区切りが悪いしよく分からないかもしれませんがこれ一つでendです。曖昧な、よくわからない感じにしたかったので。第参章もお付き合いよろしくお願いします! (2014年6月10日 19時) (
レス) id: 7d3c1dd707 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん - おおおお！番外編も面白そうな・・・！！ (2014年6月10日 18時) (レス) id: 90194117f4 (このIDを非表示/違反報告)
紅凛檎(プロフ) - 玲琉.さん» うんっ！元気だったよー！！玲ちゃんもがんばれー！！応援有り難う* (2014年5月11日 8時) (レス) id: 66a5babc27 (このIDを非表示/違反報告)
玲琉.(プロフ) - 紅凛檎さん» 久しぶり!!!元気だった!?会いたかったよー!!*。うんうん!!またお喋りしよう!! 気がついたらもう第参章だよー作者もびっくりだよー←凄く気になるなんて、有難う♪これからも頑張るね!紅凛ちゃんも頑張って! (2014年5月3日 11時) (レス) id: 7d3c1dd707 (このIDを非表示/違反報告)
紅凛檎(プロフ) - 玲ちゃん、お久しぶりです！(´∀`*) 忙しくて中々来れなかったよ〜;また、お喋りしようね♪ 気がついたらもう第参章!？わぁお!早いなぁ!第参章の予告を、見て凄く気になるよ〜！これからも、頑張って！！ (2014年5月3日 10時) (レス) id: 66a5babc27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲琉. | 作成日時：2014年3月20日 22時
