第陸拾陸夜・「向かう先」 ページ25
*
軽快なリズムと共に軽やかに上下し、動く･･･それが馬。
そう思っていたのに、初めて乗った馬はそんな可愛いものではなかった。
軽快どころかリズムすらもない。
ただただ一直線に猛スピードで走る馬。
それに乗る紅覇と私。
初めて馬に乗るということで、紅覇の馬に一緒に乗せてもらった。
私が前に乗っているので背中には紅覇の体温を感じる。
冬の冷たい風が体に吹きつけてくる。
その風のせいで髪や着物の裾が忙しなくはためき、なびく。
地面は一面の草原。
小さな花がぱたぱたと揺れる。
空は今日も晴れ模様。
雪雲はない。
周りを見ると、皆いつになく真剣な顔つきをしていた。
先頭は紅炎さん。
･･････私たちは戦場へと向かっていた。
どこの国と戦うのかは告げられていない。
ただ、有無を言わずついてこなければならなかった。
今回の戦争は、絶対に勝利しなければならない。
紅炎さんは戦場に向かう前、そう言った。
太陽に反射して、キラリと輝く腰に吊っている二本の小太刀。
今日は動きやすい服装ではないといけなかったので、いつもの漆黒色の着物を着用している。
勝たなければ。
勝って、紅覇の隣に立つことを許されなければいけない。
勝って、紅覇に想いを伝えなければならない。
何事も、勝たなければ始まらない。
「･･･勝たなきゃ」
(生きて、帰らないと)
――作者の部屋――
すみません何回も。
新しい紅覇くんメイン小説作りましたので。
「折り鶴と、千羽鶴と。」
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Darkred1202/
良かったら見てください。
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玲琉.(プロフ) - まーちゃんさん» こちらの方も読んでくれたんですか!?ありがとうございます!!番外編は区切りが悪いしよく分からないかもしれませんがこれ一つでendです。曖昧な、よくわからない感じにしたかったので。第参章もお付き合いよろしくお願いします! (2014年6月10日 19時) (
レス) id: 7d3c1dd707 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん - おおおお！番外編も面白そうな・・・！！ (2014年6月10日 18時) (レス) id: 90194117f4 (このIDを非表示/違反報告)
紅凛檎(プロフ) - 玲琉.さん» うんっ！元気だったよー！！玲ちゃんもがんばれー！！応援有り難う* (2014年5月11日 8時) (レス) id: 66a5babc27 (このIDを非表示/違反報告)
玲琉.(プロフ) - 紅凛檎さん» 久しぶり!!!元気だった!?会いたかったよー!!*。うんうん!!またお喋りしよう!! 気がついたらもう第参章だよー作者もびっくりだよー←凄く気になるなんて、有難う♪これからも頑張るね!紅凛ちゃんも頑張って! (2014年5月3日 11時) (レス) id: 7d3c1dd707 (このIDを非表示/違反報告)
紅凛檎(プロフ) - 玲ちゃん、お久しぶりです！(´∀`*) 忙しくて中々来れなかったよ〜;また、お喋りしようね♪ 気がついたらもう第参章!？わぁお!早いなぁ!第参章の予告を、見て凄く気になるよ〜！これからも、頑張って！！ (2014年5月3日 10時) (レス) id: 66a5babc27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲琉. | 作成日時：2014年3月20日 22時
