メカクシ団(非公式)の日常2 (ページ36)

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青春卒業らぶれたぁｂｙノナページ36

ノナside

『卒業式』…それはボクにとって“面倒くさい”だけの行事だ。

何故なら――――――

「枷原さん(かせはら…ノナの苗字)！付き合って下さい！」

「ノナ。俺はもう卒業するけど…お前の事、俺、好きだったぜ…///」

……知るか知るか知るか知るかぁァぁぁッ！
気安く下の名前で呼んでんじゃねェ！気持ち悪い…。

…そう、こういう日、つまり何か、進級したりやら何やら…という行事は告白をしてくる男子が異常に多いのだ。

まぁしかし僕の答えは決まっている。

「え、ごめん無理。」、と一言伝えるだけだ。たまにそれだけで泣き出してしまう男子がいるのだが…。(実質心の中ではもっとひどい言葉を吐いているが)

「困ったもんだよねぇ…」

下駄箱には結構な量のラブレター。机の中にも。
放課後には顔を真っ赤にした男子がボクを誘いに来る。

いい加減にしてほしいのだが。帰りたいのだが。鬱陶しいのだが。邪魔なのだが！

でもボクでこんな感じなら、ほかの団員もっとモテてるんだろな～…。みんな頑張れ。

其処に野太いかすれた―――正に醜い女子高生みたいな―――声が入った。

女１「ねェ…ちょっと。」

「…」

こういうのは無視するのが一番だ！…と自分の経験と勘が告げている。

女２「おい！聞こえてんだろ？！無視すんじゃねぇよ化物女！」
女３「お前の事だよ分かってんだろうが！男に色目使う最低女！」

「…何を言っているのかまるで分らない。別に化け物でも良いけどさ、“色目を使う”とは何の事なんだ？」

女２「はぁ？あんた私の彼氏奪っといて何言ってんの？！」
女３「後アンタ学校一番人気の黛先輩に告られてた癖にこっ酷く振ったって？ふざけんじゃねェよ！！」

黛、黛…あぁ、昨日告ってきた奴だ。…とそんな事を考えている間にボクに向かって握った手を振り上げてきた。

どぉんッ。

女たち「きゃぁっな、なんで？」

ボクに手をあげてきた女がしりもちをついて倒れていた。

「ふふッ…触らぬ神に祟りなし…だよ？気ィ付けな。」

そうしてボクは彼女たちの元から立ち去った―――。

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格好良さ気に終わらせてみたけど、何なんだこれ？