７人の特急列車と一般人な私。 (ページ19)

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社長「よし、交渉成立。
部屋の外で盗み聞きしてる彼らも喜ぶよ。」

マネージャーさんが扉を開けると
なだれ込むように、メンバーが倒れていた。

5「ね！今の話本当なんだよね！？」

6「A、ここに就職するの！？」

コンコン、とドアのノック音が聞こえ
扉が開く。

秘書「社長、そろそろお時間です。」

社長「そういうことになるね。じゃぁ僕はそろそろ
会議があるから行くよ。」

秘書「お車、会社の前につけております。」

社長「あぁ、ありがとう。この子の内定の手続き
しといてくれる？」

秘書「かしこまりました。」

社長「じゃぁ、4月から頑張ろうね」

『はい！ありがとうございました!!!』

迎えに来た秘書の方と一緒に社長は
行ってしまった。

4「やったじゃん!!!!」

『よかった～～～～!!!』

3「社長もほぼ脅しだったけどな…」

『それでも内定貰えて嬉しいっ!!!!』

5「A、俺のおかげだね！」

『ユーキとぶつかってなかったらもしかしたら
違う企業に就職してたと思うけど!!!』

5「ひどいっ!!!!」

1「みんなでお祝いせなあかんなー!!」

ﾏﾈ「その前に!!!!君たちはライブの練習！
ほらあと数日しかないんだからね！」

3「うっす。じゃぁ、レッスン室戻るぞー」

「「「はーい」」」

みんなゾロゾロとレッスンへ戻っていった。

ﾏﾈ「ビックリしたでしょ？」

『あ、はい。でも感謝の気持ちの方が大きいです。』

ﾏﾈ「人手不足で困ってたのはこっちだし、
感謝すべきは僕達の方だよ。

それに、みんなもやる気だしてくれたみたいだし。」

あ、これ。

とマネージャーさんから受け取ったのは

ﾏﾈ「今度のライブのチケット。
リョウガに渡しといてって頼まれたから

よかったら友達と一緒にでも来てね」

『ありがとうございます！』