594話 ページ20
(人2)「…うん、こんなもんかな」
バロン「何をしていたんだ?」
(人2)「あぁバロン、合宿の準備だよ、こうゆう時間に少し荷物詰めとかないと私忘れちゃうから」
バロン「最近また忙しくなったか?」
(人2)「ちょっとね、もう新アニメのアフレコ始まってるし、映画の試写会とかもあるから」
バロン「そうか」
コンコンッ
(人2)「ん?どうぞ〜」
優佳「失礼します…」
(人2)「あら優佳?どうしたの?とりあえずこっちにいらっしゃい」
そう言ってイスを引いて私も向かいのイスに座った
(人2)「それでどうしたの?」
優佳「これ……真守兄さんに意味、聞いた……私、心の奥底では皆同じだと思ってた、どうせ私が可哀想だからこんなに良くしてくれるんだって思ってた…」
(人2)「それは違うわ優佳、私は同情なんかしない、可哀想なんて思わない、寧ろ私は貴女が凄いと思うわ」
優佳「ぇ…」
(人2)「あの家に産まれ育って、今まで我慢してきた優佳はとても偉いわ、私なら出来ない、自分の好きなことだって好きなものだってしたいし欲しい」
優佳「普通の家じゃそれが当たり前だよ」
(人2)「でも優佳の家は普通じゃない、その普通じゃないことをしてきた優佳は凄いよ、ましてその中で病気になっても我慢した優佳を尊敬する…そんな優佳だから私は優佳に手を差し伸べたいと思ったのよ」
優佳「(人2)さん…」
(人2)「私もね、過去に色々あったの、自分の両親が亡くなって、妹と孤児院に入って、養子になって、離婚されて、再婚されて妹と離れ離れになって、仲良くなった義理の兄が亡くなって…そんな経験をしてる私だから優佳の事を知って放っておけなくなったの」
優佳「っ……うちなんかよりっ…大変な思い、してるじゃん……っ」
(人2)「確かに大変だったけど私は助けてくれる人が、生きる意味があった…けど優佳にはなかったんでしょ?その中でずっと生きてきた優佳は幸せになるべきなの、だからそのアクセサリー」
優佳「うぅっ…っ…ごめっ、ごめんなさいっ…」
大粒の涙をこぼして目を擦る優佳を優しく抱きしめて泣き止むまで髪を撫で続けた
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瑠美 - Sayaさん» いよいよ、うたぷりアワードかを、スタートしますわ。底で、奇跡の、ハモーニは、起きるのかな?(´・ω・`)?楽しみですわ。早く、うたぷりアワードお話(物語)編、読みたいです。(σ≧▽≦)σ(o≧▽゜)o (2015年9月29日 16時) (レス) id: eec2ec89e1 (このIDを非表示/違反報告)
智捺(プロフ) - お姉ちゃん、色々と変になってるよw (2015年8月22日 20時) (レス) id: d973aad0c8 (このIDを非表示/違反報告)
智捺(プロフ) - お姉ちゃん、「イエナイモ」になってるよー!「イエナニモ」じゃないの? (2015年8月20日 0時) (レス) id: d973aad0c8 (このIDを非表示/違反報告)
瑠美 - うたプリアワード、無事に終われる事を、願っていますわ。早く、オリジナルストーリが、読みたいです。♪(o・ω・)ノ))♪Ю―(^▽^o) ♪まち、同士♪ (2015年8月12日 21時) (レス) id: eec2ec89e1 (このIDを非表示/違反報告)
Saya(プロフ) - 瑠美さん» ありがとうございます!話はうたプリアワードが終わったらオチに向かってオリジナルストーリー作ろうかな思ってるのでどれくらい続くのかはまだ未定(^-^;大好きだなんでありがとうございます!とっても嬉しいです!頑張ります! (2015年8月12日 21時) (レス) id: b16ea18b5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2015年8月12日 20時