家族*十六人 ページ19
A『駄目よメル!!』
私は走り去ろうとしたメルにそう言った、メルは立ち止まった
A『いくらファナリスと言えど、相手は何千万人といるのよ?!勝てるわけ無いじゃない!!』
私は叫んでメルに言った、メルは何も言わない…そのとき
兵士3『こっちにいるぞ!!三人だ!!恐らく家族だろう!!引っ捕らえろ!!』
そう一人の兵士が言うと他の兵士が、押し寄せてきた
メルディネス『っA!!モルジアナ!!!(バッ)』
反応が遅れた私たちは兵士に斬られそうだった、でも…痛みは一向に来なかった
A『め、…め、る……』
メルが私たちの前に立って、代わりに斬られていたから
モルジアナ『やだあ!!!おとうさあああん!!!!』
私の腕の中でモルジアナは泣き叫んだ、私は…ただただ放心状態だった
メルディネス『は…やく……逃げろ…、A…!!モルジアナを………【護るんだ】…』A『!』
そう言ってメルは倒れた…私は、メルのその言葉に我にかえってモルジアナを抱え走った
モルジアナ『うわああああん!!!おかあさん!!!おとうさんがあああ!!!』
走り続けてる間もモルジアナは、ずっと泣いていた
だけど私は転けた…足に矢が刺さったから
A『くっ…!!モルジアナ、あの家に隠れなさい!!』モルジアナ『やだあ!!おかあさあん!!』
そうしてる間にも足音が聞こえてきた、私はモルジアナを押した
A『早く行きなさい!!行くのよ!!!』
モルジアナにいつも怒らなかったからか、モルジアナは驚いて言うとおりに隠れた
兵士3『くそ…もう一匹はどこに……、まあ一匹捕まえられたんだ…連れてけ』
私は拘束されて荷馬車に乗せられた、…ごめんねモルジアナ……また会えると…願ってる
そうして…戦争に連れていかれた私たち、でも戦争に参加するんじゃなく
奴×隷になることだった…大半は逆らい、殺されたけど……私は逆らわなかった
モルジアナに…会えるまで、死なないと決めたから
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