検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:11,347 hit

。そう言えば ページ15

「あ、そう言えば。

私一回家に帰りたいんですけど、良いですか。」


メモ帳、見たい。
彼らの見分けつけないと。


「じゃあ僕が走って連れてってあげる!」

「本当ですか、十四松君!」


「やっ、やめておいた方が良いよっ?!」

「…どうぞよろしくお願いします十四松君。」


どうしても自分で歩きたくなくて、頼んでしまった。


あの時、忠告を素直に聞いていれば良かったのかもしれない。



「お願いします。」

「抱っこ?おんぶ?どっちがいいー?」


「えっ…手を引いてくれませんか。」


「えーっ!やったことない!

手掴んでるだけじゃ、大怪我するかもよー?」


「うぇ…他の選択肢は…」

「えっとねー。肩車と、お姫様抱っこかな!」
「おんぶでお願いします。」


即、答えました。

肩車の方が危ない気がするんだけど大丈夫か。



何年ぶりだろう。おんぶして貰うの。


よいしょ、と十四松君の背中に乗ると、案外安定していた。


「ちゃんと掴まっててねー!」

と言った途端、周りの風景がビュンビュン変わっていくではないか。


肌寒い程、風を目いっぱいに感じられる。


「と、通り過ぎないでね…」

そう言うのが精一杯。


「着いたよー!」

と息切れもしていない様子の十四松君。

君の体力は無限大だね。


「じゃ、じゃあ取ってきます。
待っててね…」

と私の方が疲れている模様。


家の鍵を取り出し、鍵穴に指してカチャリと回す。


そして家の中に入り、学生時代の思い出がまとまっている箱を漁る。


あった。見つけた。

。見分けよう→←。カッコつけ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , 夢主 , シリアス   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:イチゴミルクティ。 | 作成日時:2021年1月13日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。