男心芽生えました。【実渕玲央】

#22 ページ23

実渕先輩を避け始めてからひと月が経ち始めた。
実渕先輩の嫌がらせはまだ減らない。

そんなある日の事千夏が急に私に飛びついてきた。


「ち、千夏？どうしたの？」

「A！！私バスケ部のマネージャーになるの！」


…………は？いやいや、まてまて。

一回整理しよう。どうゆう事だろう？

マネージャーってマネージャーでしょ？


「マネージャーってなんで急にバスケ部のマネージャーになるの？ちなみにどんな事するの？」

「それはね、赤司君に誘われてつい入っちゃった！選手のサポートかな！スポドリとかも作るよ！何入れようかなぁ〜」


……………

うん。今のは聞かなかった事にしよう。

千夏は料理全般的に苦手。

以前千夏のお家にお泊まりした時、千夏はお風呂入る前にに体重維持のために運動をしていた。

私はお風呂上がって千夏の机にあるものが気になった。

緑色の液体がペットボトルに入っていた。得体の知らない物がきになり千夏に聞いてみた。

聞いてみると運動後に飲むドリンクだそう。千夏が美味しいよと進めてきたから一口飲むことに。



……………うっ……こ、言葉が出ない…



この世の飲み物ではない。
これは千夏の手作りドリンクだそう。

スポドリをバスケ部のみんなに作るとしたら……

みんなが…死ぬ！！実渕先輩も…死んじゃう！！

いや…でも、流石にあのドリンクは手作りだし材料なんて持って来てるわけないか！


「そっか！千夏頑張って！たまに応援しに行くよ〜」

「うん！私頑張るね！」


千夏は元バスケの経験者だから色んな知識があるしそれに今のバスケ部のマネージャーが人手不足だから赤司君に誘われたらしい。

千夏にとって幸せしかないだろうな。うんうん。よかったね千夏。

でも、やっぱりスポドリが急に不安になって来た。
なんだか、嫌な予感しかしない。

放課後こっそり見てみよう。


____放課後


千夏の様子を見る事に千夏が居る体育館へと進む。

久しぶりに来るなぁ一月ぐらい来てないもん。

体育館あたりを見渡すと何かしている千夏を発見。

なにかの入れ物に水を入れてる。丁度スポドリを作っている時だ。

………んんん？何だあれ？納豆？え？納豆？！
それに豆乳に青汁の様な物…

まさか、全部自前でもってきたの？！！

ち、千夏何考え……あれ居ない！

体育館を覗いてみると千夏はみんなに恐ろしいスポドリを配っていた。

終わった…全て終わった…

その同時に体育館から悲鳴が聞こえたのは言うまでもない。

#23→←#21

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す