男心芽生えました。【実渕玲央】

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実渕side


いつも通りの生活を送っていたのに、どうしてかしら？あの日以来私の生活は一変したのよ。




「みっちゃーーーん！！！」



全力で走ってきているこの子。




この子が私に告白をして来なければいつも通りの生活を送れたのよ。






_________________________数日前



私は他の人からは変な人扱いをされている。




何故って？それは、男性が女性の言葉を使ってるから。





そうね。オネェって事かしら。わたしにもオネェなのか分からないが、小さい頃から、美しいものが好きだったり





女の子とおままごととかするのは嫌じゃなかった。





物心をついてた頃にはそうゆう性格をしてた。





だから色々偏見されたわよ。





今の通ってる高校も半分は私に偏見を持っている。





最初の頃はモテてたのよ？





私って美貌でしょ？だから告白してくれる女性だっていたわ





でも、私が喋った途端、何か嫌なものでも見たかのような顔をして去っていくのが大半だったわ。






それから、からかう奴らもいたりしたけど、今は大分落ち着いている。私にはバスケがあるから。



バスケ部のみんなは私を認めてくれたわ。




それから私は2年に進級した頃





1年生にも、私がオネエなのを知れ尽くされてしまったわ。関係ないけど。






そんなある日私は1年生の女の子に屋上に呼び出された。







「好きです！付き合ってください」





緊張していたのか声が震えていた。





「ごめんなさいね。私女の子に興味ないのよ」





私は彼女に冷たく言った。なのに彼女は






微笑んでいたのよ。






「しってます。でも、私はそれでも好きなんです。」





真っ直ぐな目。この子、嘘や遊びで言ってない。




彼女は真剣だ。でも、どうしてかしら？
噂で私がオネェだって事を知っているのに。





告白をしたなんて。







私は彼女に聞いてみた





「ねぇ、どうして私はオネェっぽいのに知ってるのに告白してくれたの？」








彼女は微笑んだまま





「秘密です」





そう答えたのだ。

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