十六話目 ページ19
「……………ッッ!クソっ!………書けない書けない書けない…………ッ!ぜんっぜん書けねぇ!」
放課後。周りに人がいるというのに、教室の後ろの壁をぶっ叩く。
バァァンッ、と乾いた音が響く。
渉「ちょ、A!!落ち着きましょう?ね?」
「………っ………るせぇ!一ヶ月………一ヶ月しかねぇんだ!少なくともこの一週間で曲作って覚えて振り付けて!完璧にしないといけないんだよ!………………」
ふーっ、ふーっ……と渉に八つ当たりをする。
嗚呼、やばい……………。血ぃ昇って………。
「………水浴びてくる……………」
渉「……………A………」
__廊下
奏汰「おや、Aじゃないですかー。『なやみごと』ですかー?」
「…っ、奏汰っ!おれ…………俺………っ!渉に………八つ当たりして…………酷い事言った………っ!どうしよう…………嫌われたら………」
廊下で、たまたま会った奏汰に泣き付く。
奏汰「……うーん、わたるがAを『きらい』になることなんてぜったいありえないとおもいますけどねぇ……。」
「でもっ………………だって………」
頭の中がぐちゃぐちゃになる。
「………っひゅ……………」
奏汰「おちついてくださいねー。だいじょうぶ、だいじょうぶ。ね。ゆっくりはいて。」
「………かなたぁぁぁ…………」
ぐずぐずに泣きじゃくる。
奏汰「いっぱいないていいんですからねー………。」
「せいふく……汚れるぞ…………」
奏汰「いいんですよー。」
_______
奏汰「ねてしまいましたか。…………………わたる。いるんでしょう?」
渉「おや、バレてましたか。私が家まで運びますよ」
奏汰「できれば、おきるまでそばにいてあげてくださいね。」
渉「わかりました。では」
238人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
明鏡止水 - 道化師ロキさん» ありがとうございます!零さんはもうアレですよね。可愛すぎてやヴァイですよね!更新頑張ります! (2017年8月6日 20時) (レス) id: 9bd3690569 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - 零君が可愛くてつらいマジで辛いよぉぉぉおお!かわいぃぃいいい零ぃぃぃいいい((((・・・・・・・・・・・はい!気を取り直して、すっごい面白いです!続きとっても気になります!応援しています(>ω<) (2017年8月5日 21時) (レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
明鏡止水 - 黒雪さん» じゃんじゃか沼に浸ってくださいっ(((( (2017年6月10日 15時) (レス) id: 9bd3690569 (このIDを非表示/違反報告)
明鏡止水 - RARUさん» ありがとうございます!察していただけて嬉しいです(笑)頑張ります! (2017年6月10日 15時) (レス) id: 9bd3690569 (このIDを非表示/違反報告)
黒雪 - もうっ!これ以上五奇人好きになったら、もう・・・・・ (2017年6月10日 13時) (レス) id: aaaad79110 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ