【NARUTO】月下の紅時雨 (ページ10)

今日:1 hit、昨日:25 hit、合計:27,294 hit

不満ページ10

ツナデは、こうなること知っていたのか、眉ひとつ動かさなかった

シズネもガイも気が気でないというのに

『私のことは、
三代目火影から引き継ぎを受けているはずだ。
知らないとは言わせない』

ﾂﾅﾃﾞ
「今、里が人手不足なのは
お前も知っているだろう？
手の空いている下忍を任務に回しているだけだ」

『なら、そいつらだけで行かせればいい。
それとも、私がいないと山賊もまともに倒せないのか？』

ﾂﾅﾃﾞ
「そうじゃない。
お前は、長いことチームで任務をしていない。

チームワークを身につけさせるために、
手近な班に入れさせてもらった」

『私のチームワークを養うことの方が、
そいつらよりも重要か？
随分と頭の悪い頭領様だな』

ジロリ、とツナデが睨む

ﾂﾅﾃﾞ
「ガキが調子に乗るな。これは決定事項だ。
お前がとやかく言って変わるようなものじゃない。」

それと、とツナデが指を前に出すと、
彼女の体が吹っ飛ぶ

デコピン

その威力は私たちの知る限りではない

ﾂﾅﾃﾞ
「喧嘩を売る相手は考えろ。
…話は終わりだ。ガイ、連れていけ」

『待て、まだ話は…！』

納得のいっていないであろう不満の声は、
ドアに遮られ、
ツナデの耳に届くことはなかった