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真実 ページ28

ツナデ
「そうか。そんなことが…」


木の葉隠れの里に帰り、任務の件を報告した

結局、ネジはリサに伝えられなかった
(というより、話すら聴いてもらえなかった)


『はい。私のせいです…。』

テン
「綱手様、リサはどうなるんですか?」

ツナデ
「そうだな…。
今回の件でわかったのは、
リサが暴走する可能性があることと…

リサが犯人じゃないということだ」


全員に衝撃が走る

『な、何でそう…!』


ツナデ
「リサが暴走したとき、
ガイに噛みついたんだよな」

ガイ
「ええ、今はもう治っていますが…」

ツナデ
「それ以外に武器は使ってないんだな?

…今までの検視の結果に、失血死はない。
刀による切り傷が致命傷だった。
つまり、仲間に手を掛けたのはお前ではない」


『そんなはず…』


ツナデ
「暴走したときのことは、覚えているか?」


『いえ、前後の記憶が曖昧で…。
暴走したっていうのが、漠然とわかるだけで…』


ツナデ
「相手はそれを利用し、
お前に罪の意識を植え付けようとしたんだ。
実際にお前が暴走したのは、
仲間がやられた《後》だろう」


リー
「つまり、仲間の切り傷を見て
暴走したっていうことですね」

ツナデ
「そういうことだ」


ネジ
「なら、リサの今後の処遇は…」


ツナデ
「そうだな…。また暴走されても困る。
契約を結んでもらいたいが、
契約主が見つかるまでは隔離だな」



『…契約は、誰と結ばせるおつもりですか?』


ツナデ
「んあ?…まあ、まだ考え中だが、
同年代の忍がいいだろうな。
常に行動できるし、
いざとなれば止められるだろう」


『先程も説明した通り、
月夜見の力を悪用する輩も少なくありません。
命令によっては、私の意思に関係なく
里を滅ぼすことも有り得ます。

できるだけ欲のない人間に
契約を結ばせて頂けませんか?

…自分から志願するような人ではなく』


最後の言葉は、明らかにネジに向けられていた

どうしても、ネジとは契約を結ばないつもりだ


ツナデ
「わかってる。
まあ、すぐに決められるものでもない。
とりあえず、今日は解散だ。
リサも、今日は一度帰れ。」


『わかりました。失礼します…』

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設定タグ:ナルト , 日向ネジ , オリジナルストーリー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:じょうろ | 作成日時:2020年1月23日 21時

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