カラ松の彼女はマフィアさん [ マフィア松 ]

はち。 ページ9

Side-A




トド松に、いいよ。とは言ったものの めんどくさいし、断ればよかったと今更ながらに後悔してる。




まあ、やるって言ったからにはやるけどね。

それに現に今、倉庫前に立って、掃除をする気でいる。




「...A？」




「！」




聞き覚えのある声。とても低くて、安心できるこの声は___









.


.


.



「なんでいんの、カラ松」




「あっ、いや！実は、チョロ松に掃除を頼まれてな！Aはどうして此処に？」




チョロ松に頼まれた？

それを言うなら、私もトド松に頼まれて此処に来たのだけれど。




「私も。トド松に頼まれたの」




「！そうか、じゃあ二人でやろう。その方が効率がいい」




「....えぇ」




コイツは気にしてないんだろうか？あのときの事..いや、私自身、カラ松とは仲直りしたいと思ってるし、むしろ忘れてくれていいんだけど。

..反省してないっていうか、無自覚なのは腹が立つけど。




「じゃあ、早速取りかかろう。Aは奥の部屋を頼む」




「...。」




今の言葉には、相槌を打たずに、私は黙って言われた通りに奥の部屋へ歩みを進めた。









やっぱり、このまま許すなんて私のプライドが許さない__

きゅう。→←なな。

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