デリオラ〜22 ページ37
ザルティ「そうでしょうかねぇ？」
ナツ「ひ、光！！？
誰かが上で儀式やってんのか！？」
上でトビーが儀式をしていたのだ
ザルティ「たった一人の〈月の雫〉の効果は弱いのですが実はすでに充分な量の月の光が集まっております
あとはきっかけさえ与えてあげれば、、、ほら」
ナツ「大変だ！！
デリオラの氷が溶けてきた！！」
そうデリオラの氷が熔けてきたのだ
ナツ「くそっ！！しくじった！！
上に居るやつなんとかしねぇと」
上に向かって走っていこうとするナツだが
ザルティの魔法により止められてしまった
ザルティ「おや？逃げる気でしょうか？
しかしそうはいきませんぞ
私を追って来たのはミスでしたね」
ナツ「くそ」
ナツはザルティに攻撃を仕掛ける
ナツ「んがーっ！」
ザルティ「よいのですかな？
こんな状態で火の魔法など
デリオラの解氷を促進させるだけですぞ」
しかしナツはそんなこと聞かずに攻撃を続ける
ナツ「火の魔法で氷が溶けたらオメェらも苦労しねぇだろ。はえーとこお前をぶっ飛ばして
頂上のやつガツンとやればすむ」
ザルティ「ほっほぉーう
戦場での頭の回転の速さと柔軟さには驚かされますなぁ」
一方その頃
グレイ「また遺跡が震えてやがる」
リオン「〈月の雫〉の儀式が始まったのだ
デリオラの氷が溶け始めている
どうやらここまでだな。お前らには止められなかった」
リオンは魔法を出しながら言う
リオン「俺はこの時をどれだけ待っていたことか
１０年間、仲間を集め、知識を集め
ようやくこの島の事を知った
月の光を集めるガルナ」
グレイ「くっ」
リオン「俺たちはブラーゴからデリオラを運び出した
それが３年前だ」
グレイはリオンのような攻撃を防御しながら言う
グレイ「そんなくだらねぇ事を3年もやってたのか」
リオン「くだらんだと？」
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作者名：ムササビ忍者 x他2人 | 作成日時：2017年12月12日 20時
