目は口ほどに物を言う (ページ29)

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デリオラ～14 ページ29

ユウカ「だが俺達もかつては名のあるギルドにいた
魔導士。そう簡単にはいかんよ」

トビー「おぉん」

ケロッとした顔でトビーが起き上がる

ユウカ「魔導士ギルド〈蛇姫の鱗〉と言えば分かるかな？そうさあの岩鉄のジュラがいた」

がナツはユウカがしゃべり終わってないのに
攻撃を仕掛けた

ユウカ「貴様！人の話を最後まで聞かんかっ！！」

ナツ「どこのギルドだとか誰の仲間とか関係ねぇんだよ
お前らは依頼人を狙う。つまり仕事の邪魔
集まり〈妖精の尻尾〉の敵
戦う理由はそれで十分だ」

『ナツ頑張れ』

貴方は静かに観戦する

ユウカ「トビー手を出すな
こいつは俺一人で片付ける」

トビー「おぉん」

ユウカ「波動！」

ユウカはナツに攻撃を仕掛ける

ナツ「こんなもんぶっ壊してｸｯ」

しかしナツは避ける

ユウカ「ほうよく性質に気づいたな」

ユウカ「波動！！」

ユウカは攻撃を繰り返す

ユウカ「我が手により作り出す魔法は全ての魔法を中和する。すなわち魔法を通さぬ魔法」

ナツ「さっき火じゃ防げねぇって思った感覚はそれか」

ユウカ「〈蛇姫の鱗〉にいた頃は対魔導士の仕事専門だった。その意味分かるよな」

そしてユウカは攻撃をしながら言う

ユウカ「全ての魔導士は俺の前では無力だからさ！！」

ナツ「どうかな」

ユウカ「波動！」

ナツは炎を纏った手でユウカに殴りかかる

ユウカ「言ったはずだ。波動の前では魔法はかきけされる」

ナツ「じゃあ魔法じゃなきゃいいんだろ
大したことねぇじゃねぇか」

そう言ってナツは拳を波動の中に入れる
がその瞬間

ナツ「うおああぁっ」

ユウカ「魔力の渦の中に素手を突っ込むなど無謀過ぎる
消し飛ぶぞ」

ナツ「あががぬがっ」

トビー「体ごと入ってくのかよ」

ナツ「素ならできるじゃねぇかﾊﾊｯ」

トビー「どうかしてるよあいつ！！」

ユウカ「ここからどうするつもりだ火竜
波動の中じゃ魔法は使えんぞ」

ナツ「外なら使えんだろ。アドバイスサンキューな」

ナツは波動の外にある肘から炎を出した

ナツ「火竜の炎肘」

ナツはユウカを倒した

ナツ「まず一人！」

トビー「お前スゲーな」

ナツ「次はお前にすげーの喰らわすぞ」

トビー「喰らわねえよ。俺はユウカより強いんだぞ」

そう言って自分の指から長い爪が生える

トビー「麻痺爪メガクラゲ
この爪にはある秘密が隠されている」

ナツ「麻痺か」

トビー「なぜ分かった？やっぱおめえすげーな」

その後トビーは
バカがゆえに倒された