デリオラ〜１０ ページ25
リオン「話にならん
造形魔法に両手を使うのも相変わらずだ」
グレイ「ウルの教えだろ。片手の造形は不完全でバランスも良くねぇ」
リオン「俺は特別なんだ
ウルなど当の昔に越えてしまった」
グレイ「うぬぼれんなよ」
リオン「その言葉お前にかえそう
一度でも俺に攻撃を当てたことがあったかな」
話している最中にリオンは攻撃を仕掛けようとする
リオン「一緒だ。俺はお前の兄弟子であり
お前より強かった
俺は片手で造形魔法を使えたがお前はできなかった
何も変わらん。互いの道は違えど
俺達の時間はあの頃のまま凍りついている」
そして攻撃をするリオン
グレイ「ぐはぁぁっ」
リオン「だから俺は氷を溶かす
塞がれた道を歩き出すために」
グレイ「ガハッ」
リオン「ウルは俺の目標だった
ウルを越える事が俺の夢だった
しかしその夢をお前に奪われた
もう二度とウルを越えることはできないと思っていた
だが一つだけ方法があった
ウルでさえ倒す事ができなかったデリオラを
倒す事ができたら
俺はウルを越えられる。また夢の続きを見られる」
グレイ「正気か！？そんな事が目的だったのか！？
デリオラの恐ろしさはお前もよく知っている筈だ
やめろ！無理だ」
その一言にリオンは反応した
その瞬間
グレイ「うあぁぁぁっ」
リオン「やめろ！無理だ。だと
あの時俺達はお前に同じ言葉をかけた
忘れたわけではあるまい」
グレイ「ガハッ」
リオン「お前がデリオラなんかに挑んだからウルは死んだんだぞ！！」
そう言ってグレイに何度も何度も攻撃した
そしてとうとうグレイは意識を失った
そこに
ﾎﾟﾝｯ
『君、リオンだっけ
僕は邪魔をする気はない。これはグレイ達の仕事
僕の役目は殺させないこと』
そう言って貴方はグレイの左足を持ち軽々と引きずって去って行った
が最後に
ﾊﾟﾁﾝ
と指を鳴らした。すると
リオンとミユウの間に優に島の直径を越えるであろう氷の壁が現れた
リオン「なんなんだ？この膨大な量の魔力
氷の魔法、、、」
最後までミユウはリオンに後ろ姿しか現さなかった
貴方がそのまましばらく歩くと
ナツがいた
『ナツ。グレイあげる』
そう言ってミユウはナツに向かってグレイを放り投げた
そしてヘッドフォンを外し
ｺﾝｯ
『僕は先に村へ行ってる』
ﾎﾟﾝｯ
ミユウはそう言い残し
消えた
はい！
いよいよ夢主の隠された魔法が少しずつ明らかに
なります
ちなみに氷の造形魔法じゃないですよ
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作者名：ムササビ忍者 x他2人 | 作成日時：2017年12月12日 20時
