結晶が5つ ページ6
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『いやだ』と抵抗する私に、強引に口付けた。
そのキスは酷く甘く、優しい。
噛み付くようなキスが快感で、背筋に電流がはしった。
長いキス、初めてで、くらくらする
目の前が滲む
酸素を求め口を開ける前に、兄ちゃんが口を離した。
初体験のせいで、腰が砕けてしまう。
兄ちゃんを見上げると、満足そうに私を見下ろしていた。
「やっば、」と余裕なさそうに言う兄ちゃん。
その目が、声が、優しい兄ちゃんじゃない
一人の、男みたいな、そんな声
「これが普通のキスな、んでこれが______…」
目がとろん、と蕩けている私を気にせず再び口付けた兄ちゃんに、流石に個性を使ってやろうと左手を伸ばす。
けどそれは、黒い霧により何処かに消えた。
「…これで、よろッ、しいの、でしょう、」
泣きそうな声に対し「ナイス黒霧」と兄ちゃん。
その声でやっと、分かった、
黒霧が私の手を、ワープした…、
…兄ちゃんの味方をするのか、黒霧。
睨もうと黒霧に視線を向けたが、その前に知らない感触が口に侵入してきた。
生温くて、ザラザラしてる
これはそう、舌だ。
その舌は私の歯茎の裏をなぞったり、舌と舌を絡めたりと好き勝手。
わざとらしく水音を立てている
その音が脳裏に焼き付いた
何かに見せつけているようだ。
何か、誰かに……黒霧、だろうか、
『…っ……んぅ、』
知らない声が出た
甘い、高い、声
ぼーっとする
溺れてるみたい……
一瞬のうちに、頭が真っ白になった
それと同時に兄ちゃんが口を離す
また座りこもうとする私の腰を支え、にんまりと笑った。
「長くて深い大人なキス、つまりディープキス。」
いつもより大人に見えた兄ちゃんがなんだか怖くて、兄ちゃんを突き飛ばし黒霧に縋った。
その黒い服を掴むと、少しだけ、嬉しそうに見えた。
すると私をいとも簡単に持ち上げた黒霧。
体が重くて落ちそうになったけど、黒霧が支えてくれた。
ありがとう黒霧さすが私の嫁
「死柄木 弔、優越感に浸らない方がいいですよ。私はAのハジメテを貰う」
「…あ"？」
兄ちゃんが睨めば、黒霧はふふっと笑った。
その間には火花が散っている。
それは、私の取り合いらしい。
続く (更新停止中)
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雨宮 - すぅぅぅぅぅ……死柄木さん推しにとってはもうヤバいです……尊さが限界突破(ダサい) (2021年3月9日 23時) (
レス) id: 99c3548ad8 (このIDを非表示/違反報告)
八百(プロフ) - 尊さが限界突破してますありがとうございます！！！続きお待ちしております！！ (2019年12月29日 22時) (レス) id: cfa2cc5a76 (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - わぁお 黒霧さんイケメェェン！！！！ てか黒霧さんチュー出来たんだね そっちの方が驚きww (2019年12月21日 15時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
通知 - え？？！黒霧って、口あったの？！ちゅーできたの？！ (2019年12月15日 17時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
海翔 - すでにお兄ちゃん尊いヤバい
好きです更新頑張ってください (2019年12月15日 9時) (携帯から) (レス) id: ef997e66b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イケメンになりたい。 | 作成日時：2019年12月14日 20時
