瀬名家長女のサッカー奮闘記

5話 ページ6

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結局、エキシビションマッチは私達イナズマジャパンの負けで幕を閉じた


いやまぁ、、そりゃ負けるでしょうよ
初心者を戦わせちゃダメだって




更衣室に戻ると、私の携帯がずっと鳴っていた

ディスプレイにはお兄ちゃんの文字




うげ、LINE1000件以上来てるし…
電話もめっちゃ来てる…ここじゃ電波悪いなぁ、、外でしよっと



『私、ちょっと外行ってくるね』


さくら｢いってらっしゃーい｣




ロッカーの鍵も閉めたし、大丈夫だよね



ドアを開けるとちょうど前を通っていた人にぶつかる



『きゃ、ごめんなさいっ』



ぶつかった拍子にメガネがカチャンと音を立てて落ちる



｢もっと周りを見てくれ｣


どうやら私がぶつかった相手は、試合中に睨んできた髪にウェーブのかかった人だった




後ろには同じ雷門の2人もいる

ぶつかった相手が悪かったなぁ




『あ、ごめんなさい…』



｢はいこれ、落としたよ｣


メガネを拾ったのはキャプテンマークをつけた茶色の髪の毛の男の子

……チョココロネ乗ってる？



『えっと…ありがと、』




ーpururururu



『うわわわっ！また電話来たっ あ、ねぇ電波いい所知らない？』



｢それなら外だろう、突き当たりを右に曲がれば出れる｣



『ありがと！！』





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