第10話 ページ11
あんずside
今日が待ちに待った調理実習
なのですがさっそく謎行動を起こした人が居ます
「待って、その電気ケトルはどこから持ってきたの？」
A「持参してきました」
お湯を沸かそうとしているAちゃん
「もーA！沸かすならケトルじゃなくてやかんでしょ☆」
A「そっかー」
「なんで納得してるの！違うでしょ！？」
的中した……
調理実習大丈夫じゃなさそう！！
「安心してあんずちゃん。この日のために僕、料理を勉強してきたんだ！」
「遊木くん！頼もしい限りです！」
「まずはオーク肉を用意……」
「待て待て待て！何！？オーク肉？！」
どこの国のレシピ引っ張ってきたわけ？
……いやどこの国にもオーク肉はない…はず
「うん！鶏肉の事ね。で、この後ネットスーパーで買った野菜たちを入れて煮込むんだけど……」
「実際買い出しに行ったでしょ？私たち。ていうかそのレシピどこからの情報？」
「んーとね…アニメ！」
でしょうね！
そうだろうね！
そんな気はしてたよ
この調子だと氷鷹くんも……
「あんず、じゃがいもの皮は剥いておいた。切り方を教えてくれないか？」
「神だよ！ほら皆！まずは野菜の皮を剥こう！」
こうしてカレー作りは無事再開
しかし悲劇は再び
A「あれ！？あんずさん！玉ねぎ消えた！」
玉ねぎを全部剥いたAちゃん
「見てみて！じゃじゃーん星型だよ！次はうっきー作る！」
にんじんを無駄使いする明星くん
そんな2人より成長した子達がいた！
「氷鷹くん。猫の手だよ。ほら、にゃーん！」
「にゃ、にゃーん？」
正しくもあり可愛くもある！
私が死んじゃう
よし！なんとか煮込むところまで漕ぎ着けた！
A「なんかごめんなさい。迷惑かけちゃって……」
「大丈夫だよ。ほら、こんなに美味しそうに……氷鷹くん！stay！」
氷鷹くんは買い出しの時みたいにおばあちゃんを信じ、カレーの鍋に味噌を入れようとしていた
成長してなかった！
遊木くんは進んでるのに！
進む遊木くんと止まる氷鷹くん！
「……今が入れ時だろ？」
「使わないから戻して、ね？」
これが育児疲れかな
全国のママさん
毎日本当にお疲れ様です
お母さんの気持ちが分かった
あっという間にカレーが出来上がった！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みくる | 作成日時：2023年7月13日 1時
