バットエンドじゃ終われない【ハリーポッター】

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出来心だった。
前から言われていたのに、関わるなと。
"彼"の姿を見てしまった。
愚かだったのかもしれない。でも、どうしても止められなかった。

"彼"をもっと見ていたい。

"彼"をもっと近くで見たい。

"彼"に声をかけてみたい。

"彼"があの子ではなく、私を見てほしい。

"彼"に笑いかけてもらいたい。

"彼"の腕のなかにあの子ではなく、私が入りたい。

"彼"は初めて醜い私を見てくれた。

"彼"はあの子を手放した。

"彼"は私の名前を愛おしそうに名前を呼ぶ。

"彼"は私を抱きしめてくれた。

"彼"はきっとこれからも愛してくれる。

"彼"は私と"この子"を捨てた。

"この子"が彼に似ますように

トム・リドルは愛を知らない。だけど彼は愛を受けなかったわけではなかった。
ただ1人の母親メローピー・ゴーントは今まで自分が魔法を使わずに過ごしたことにより自分が死ぬ直前に
大きな魔法をかけた

"幸せになれますように"

繰り返す世界にトム・リドルは気づくことができるだろうか

！注意！
・二次創作なので原作者様とは関係はありません
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