巻ノ二十二 ページ23
カカシ「・・・遅い。あいつは何やってんだ」
腕を組み、少々苛立ちを見せるカカシ。今日は里の中での任務なのだが相変わらずオビトは中々こない。
いつものことなので兄さんもリンも特に気にとめてないがカカシは少し苛立っている。
貴「まあ落ち着きなって、カカシ。
カカシは糖分が足りないんだよ。ほら、アメでも食べる?」
カカシ「いりませんっ。大体Aは甘いんですよ、教官でもある貴女に厳しくしてもらわないと・・・」
カカシの苛立ちがこちらに向くと、ついでに説教を受けそうな勢い。そんな時だった。
「カカシ───ッ!!」
濃ゆい眉毛にオカッパ頭の全身スーツ、強い特徴を兼ね備えた少年が現れたのは。
カカシ「はぁ、また来たの・・・?」
「カカシ、勝負だ!!」
呆れたような、困ったような表情を浮かべたカカシはため息を吐いた。
ミナト「キミはマイト・ガイだね」
貴「ガイか・・・すごく特徴のある子ね」
少々反応に困っているとガイは私を見るなり動作を止めるとポっと頬を赤らめた。
貴「え、わっ・・・!?」
グイッといきなり手を掴まれたと思うと真っ直ぐとキラキラした目を向けられる。
ガイ「何とお美しいっ!!」
貴「え・・・??」
数回瞬きをすると首を傾げた。
ガイ「ぜひ、オレとお付き合いをしてください!」
その場が一瞬静まり返った気がした。
貴「付き合・・・って、え・・・えっ!?」
突然の事に理解が遅れ、理解した瞬間に思わず声を上げてしまう。
貴「に・・・兄さんっ。ど、どうしたら」
目を逸らして助けを求めるが兄さんは困ったように苦笑いを浮かべ、とんでもない発言をする。
ミナト「あ、えっと・・・いいんじゃないかな?」
貴「なっ、ちょっとミナト兄さん!?嘘でしょ!」
カカシ「はあ・・・」
ため息を溢したカカシは隣にくると制するようにガイの手を掴んだ。
貴「カカシっ」
カカシ「とりあえず手を離しなよ。お前は何でもかんでも突っ走りすぎなんだよ。Aが困ってるでしょーが」
ガイ「はっ、そうだ。
オレはカカシと勝負をしに来たんだった!」
カカシ「いや、だからオレはこれから任務なのっ。
お前に構ってる暇はない──」
ガイ「Aさん見ててくださいねっ!!
カカシに勝つオレの勝利の姿を見せてみせます!」
キラキラと目を輝かせるガイとは裏腹にカカシから深いため息が聞こえた。
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HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます!続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので「木の葉の影」続編も頑張って下さいね! (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです!すみません!許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ!いつも応援ありがとうございます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか?ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は「img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
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