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六十五話☆ ページ31







赤髪海賊団を載せたレッドフォース号は百獣海賊団との小競り合いをした翌日、エースの処刑が行われる…そして戦場へと変わっているであろうマリンフォードへと向かっていた。


戦況に関しては途中までは電伝虫で情報を入手していたが、その後海軍の策略により戦場にある電伝虫が切られてしまい、現在の状況に関しては全く予想がつかなかった。


しかし彼らはすぐに違和感に気づいた。


先程から何故か複数の軍艦とすれ違っており、目を凝らしてみれば乗っているのは海賊ではないか。


…まさか火拳のエースを取り返せたのか?
海軍の最高戦力をかいくぐって?


とても信じられない内容だが、事実軍艦を奪った海賊共がマリンフォードを離れるように移動しているのだからそうなのだろう。



「どうするんだよお頭。戦争が終わっちまったなら行く意味がねぇ」

「…念の為もう少しだけ様子を見て……おく、か……」

「…?お頭?」



突然言葉に詰まったシャンクスに対して疑問を覚えた船員の一人が声をかけるが反応は無い。


しかし、数秒したあと我に返ったシャンクスはゆっくりと、一つの物を指さした。


周囲にいた者は物珍しそうに視線を動かすがそこにあるのは白ひげ海賊団の所有する船の一つである黒い船だった。


それがどうかしたのかとほとんどの者は首を傾げるが、一人だけ……ベン・ベックマンは、シャンクスがそのような反応をした原因であるその正体に気づいた。



「………ウタか?」



古参の者は‘‘ウタ’’という言葉を聞き取ると同時にバッ!ともう一度黒いモビーの甲板に目を凝らし、新参者は「歌?」と古参組の行動に再び疑問を抱く。


ここに居るはずがないのに。
十年前、ゴードンに預けたはずなのに。
エレジアで、泣き叫ぶ娘を置いていったのに。



「____っ、シャンクスッ!!!!」



甲板で懸命に手を振る女の姿は幼い頃と変わらず、髪型も含めて昔のままだ。身長は伸び、少々大人びてはいるが間違いない…ウタだ。

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マシロ_mashiro(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます!やっぱり仲違いしたままは後味が悪いですもんね。最後までご愛読ありがとうございました(*´▽`*) (2023年5月8日 7時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - コメント失礼します! 一気読みしてしまいました。最終的にそれぞれの、気持ちを話し合って和解できて良かったなって思いました。とても、面白かったです!! (2023年5月7日 23時) (レス) @page50 id: 18462604da (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - 文ストオタクの一般人さん» 過保護になりすぎないように執筆していたはずなのにいつの間にか…妄想って怖いですね笑、どんどん拡がっちゃいます。ご愛読ありがとうございました! (2023年3月14日 16時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 皆過保護だけどマルコがwwめっちゃ良かった!、、、です! (2023年3月14日 8時) (レス) @page47 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - 桔梗さん» そう言っていただけると執筆したかいがありました!最後までお付き合い頂きありがとうございます!! (2023年2月10日 18時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マシロ_mashiro | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2023年1月7日 15時

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