一片氷心少女。【NARUTO】 (ページ35)

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勘違いは程々にページ35

余程嬉しかったのか、薬草を摘む速さが格段に早くなったナルトの隣で

カルナは白を観察していた

「(この人、本当にただの女なのか？...腕の筋肉の付き方を見る限り日頃から鍛えているように見える

...引越し屋かなんかか？)」←

白に違和感を覚えたまではいいものの、

カルナの抜けた一面が出たため、違和感の答えが"引越し屋"と言う

なんとも残念な結果に終わったのだった

ﾅﾙﾄ「おいカルナ！
幾ら女のお前でも、姉ちゃんが綺麗だからってジロジロ見すぎだってばよ！！」

「...は？
別にジロジロなんか見てないし。(何を勘違いしてくれてるんだコイツは。呆)」

二人の会話に笑顔を浮かべた白が

続いての質問をする

白「何で修行なんかしてるんですか？」

ﾅﾙﾄ「俺ってば強くなりてーんだ

里で一番の忍者になる為に！
皆に俺の力を認めさせてやんだ！！」

白「それは誰かの為ですか？
それとも、自分の為？」

ﾅﾙﾄ「...は？」

質問を理解できなかったナルトが面白かったのか
白が小さく笑う

ﾅﾙﾄ「な、何が可笑しいんだってばよ！？」

白「君達には

大切な人がいますか？」

白の雰囲気が変わったのを察したカルナが
白の方を見る

白「人は大切な何かを守りたいと思った時
本当に強くなれるものなんです────」

心地よい風が三人の間を吹き抜ける

ﾅﾙﾄ「うん、それは俺もよく分かってるってばよ！」

白「君達は強くなる...

また何処かで会いましょう

...あ、それと

僕は男ですよ」

ﾅﾙﾄ「うん！...

え、」

去り際に爆弾発言をかました白にショックを受けるナルトだった

ﾅﾙﾄ「この世は不思議だってばよ～...」