199:カッターキャー ページ9
練習が始まり、私はスポドリを作りに行く
岡｢Aちゃんっ！｣
『.........今じゃなきゃダメ？』
岡｢うん！今じゃないと意味ないの｣
『...サッサと終わらせてね』
岡｢余裕ぶってるのも今のうち。
事が済めばぁ...みーんな私だけの王子様っ！｣
.............何言ってんだろうコイツ
岡｢ふふっ...｣
岡安はポケットからカッターを取り出した
嫌な予感がする
『...岡安.......』
岡｢カッターキャーって知ってるぅ？｣
『.......それだけは...やめ...よ...？』
岡｢なぁに？今更仲間がいなくなるの怖くなったのぉ？｣
...血は見たくないんだよ...
あの時を思い出してしまうから
『...........や.........め...』
岡｢ふふっ...ひとりぼっちになって苦しんで？｣
そう言って岡安は自分の腕にカッターを刺そうとした
.............ああ...
...何で動いたんだろう.....
_______________ｸﾞｻｯ...
岡｢.....え？｣
『.....刺してやるわけ...ないでしょｯｯ...！』
カッターは岡安の腕ではなく、私の腕に刺さった
岡｢...んふふ...！やっぱそうしちゃうよね？やっちゃうよねぇ？体動いちゃうよねぇ？Aちゃん優しいからぁ...！｣
岡安は私の腕からカッターを引き抜いて私から離した
岡｢ｯｯ...きゃぁぁぁぁぁぁぁぁああああ！！！！！｣
...そういう事ね...
せめてカッターを引き抜いて欲しくなかったな
目の前は真っ赤に染ったカッター
私の血
カッターのキラキラが、あの日の車のガラスのキラキラと重なる
あの赤黒い私の血が、あの日の赤黒い親の血と重なる
体の中心からゾワゾワと気持ち悪い感覚
ああ...吐きそう...
ドタドタと聞こえる足跡
及｢...大爪...ちゃん？｣
『...いっ...いやっ.....やだ.....やだよっ...
...父さんｯｯ...母さんｯｯ...』
溢れ出す汗と涙が床に落ちる
岩｢ｯｯ！大爪ｯｯ...｣
岡｢た...助けてｯｯ.....！！Aちゃんにｯｯ...殺され...そっ...にっ...！.....私...抵抗...！...してｯｯ...カッター...でｯｯ.....Aちゃんのｯｯ...腕に...！｣
岡安の声にザワつく
｢マジで...？｣
｢あのコート上のお猫様って言われた奴が...？｣
｢良い奴だったのに...何で...｣
周りの声は耳に入ってこない
ただ、脳裏にあの日のことがフラッシュバックされた
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yoru - 面白く読ませていただいてます‼全体的に完璧すぎて、神作品です‼更新頑張ってください‼‼‼待ってます‼ (2023年1月21日 9時) (
レス) @page37 id: cc25599149 (このIDを非表示/違反報告)
ラブリーハートのプリキュア - 再新するのまってます! (2023年1月11日 23時) (レス) @page37 id: 0b96e038f3 (このIDを非表示/違反報告)
きやーきやーきやー - KA鬼ピー(*'▽'*)さん» サイコーすぎる！更新待ってます！頑張って下さい！ (2021年8月21日 17時) (レス) id: 1d657a3e35 (このIDを非表示/違反報告)
KA鬼ピー(*'▽'*)(プロフ) - 大爪ちゃんと研磨の絡みが可愛すぎて軽く尊死（虚無顔） (2021年5月6日 20時) (レス) id: d2a37aece3 (このIDを非表示/違反報告)
KA鬼ピー(*'▽'*)(プロフ) - めっっっっっっっちゃ面白かったです！！！！！！！！ (2021年5月6日 20時) (レス) id: d2a37aece3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Eine Rose | 作成日時：2019年12月13日 13時
