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【左近】頬に伝う雫 ページ37
「まっに合ったぁ」
「次の電車をご利用くださ〜い」
電車に滑り込んだ彼女をからかえば横腹に拳が入る。
直ぐに暑いと手団扇をする真っ赤な横顔の額から汗が流れた。
顎を伝って首に落ちて鎖骨に...
「あ」
「何？」
「いーえ、なんでも」
ただ...と肩を抱き寄せる。
シャツの第三ボタン、開いてますよ
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作者名：甲斐櫓 | 作成日時：2018年6月22日 0時
