【◇】意地悪なカレ２ (ページ7)

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まさか庄司さんグループと和解する日がくるなんて思っていなかった。

「あのさ。私、あなた達に何かしましたか？」

あの時、苛立った口調でそう問いかければーー

「そうだよね、ごめんね…」

いきなり庄司さんが謝り出してきて。

周りの取り巻き達も驚いている様子だった。

「Aさんが御幸先輩と仲がいいのが妬ましくて。今まで睨んだりして感じ悪かったよね、ごめん」

まさか謝ってくるなんて予想もしていなかったから、こっちも驚いてしまって。

「え、あ…うん」

文句の一つでも言ってやろうって思ってたのに、不完全燃焼になってしまった。

「悪口とかもごめん、みんなあたしのこと応援してくれてたからそれでつい言っちゃったんだと思う…」

「…けっこう楽しそうに話してなかった？」

取り巻き達もバツが悪そうにしている。

確かに庄司さんには睨まれたりした事あったけど、悪口言ってるのは聞いたことないしな…

いつも悪口言ってきたのは周りの人達だったし。

「嫌な思いさせてごめん。もうしないから許して」

こんだけ謝れて嫌とも言えないし…

てか、周りの奴らこそ謝れよって感じなんだけど。

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